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2005 年度 実績報告書

中学校技術分野における先端技術の教材化とスタンダードモデルの開発・評価

研究課題

研究課題/領域番号 16530572
研究機関上越教育大学

研究代表者

川崎 直哉  上越教育大学, 副学長 (40145107)

研究分担者 松浦 正史  兵庫教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (40036447)
吉田 昌春  岐阜大学, 教育学部, 教授 (30093339)
松岡 守  三重大学, 教育学部, 教授 (90262980)
杵淵 信  北海道教育大学, 札幌校・教育学部, 教授 (30261366)
田口 浩継  熊本大学, 教育学部, 助教授 (50274676)
キーワード中学校技術分野 / 標準的教材 / 自律走行型ロボット / マイクロコントローラ / エネルギー変換 / 燃料電池
研究概要

本研究の目的のひとつは,中学校「技術・家庭」技術分野において,先端技術の教材として利用可能なロボットの標準仕様ともいうべきものを開発し,教育現場で試行実践することである。一方,もうひとつの課題として,中学校技術分野において利用可能なエネルギー教材,特に燃料電池を中心とした標準的教材というべきものを開発し,教育現場で試行実践することである。
本年度は上記を考慮し,以下の仕様を満たす自律走行型ロボットの開発を目指した。1 マイクロコントローラ搭載の自律走行型ロボットであること。2 走行部・駆動部の機構の製作については自由度が大きく,子どもの発想力を生かせるもの。3 基本的なセンサは標準搭載し,オプションで更に高度なセンサや通信機能も搭載可能なもの。4 プログラミングはパソコン上で行い,パソコンからライター等を必要とせず,簡単に自律型走行ロボットにダウンロードできること。5 基本となるプログラミングソフトはヒューマンインターフェースに優れており,小学校高学年でも使用可能なもの。6 オプションとして別途用意されるプログラミングソフトにより,高度なプログラミングが可能であること。7 中学校技術分野として学習すべき基本的内容(例えば,アクチュエータ,センサ,プログラミング等)が盛り込まれていること。
本年度の成果として,上記の仕様を満足するロボット(プロトタイプ)を製作した。具体的には,1 研究室レベルで量産できるマイクロコントローラ搭載のマザーボードの設計と製作。2 ロボット(プロトタイプ)の基本部分の製作。3 ユーザーインターフェースに優れたプログラミングソフトウェアの製作。等を行い,教育現場での試行実践に備えた。
一方,燃料電池についても,プロトタイプを製作した。具体的には,1 教材として利用可能と考えられる燃料電池(プロトタイプ)の製作。2 燃料として用いる水素の電気分解による発生装置(プロトタイプ)の製作。等を行い,燃料電池についても教育現場での試行実践に備えた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] PICマイコンのためのプログラムライタ技術の検討2005

    • 著者名/発表者名
      川崎 直哉
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会 第48回全国大会講演要旨集

      ページ: 14

  • [雑誌論文] マイコンのソフトウェア作成のためのプログラムジェネレータの開発2005

    • 著者名/発表者名
      杵淵 信
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会 第48回全国大会講演要旨集

      ページ: 13

  • [雑誌論文] ロボットコンテストの教育的効果と課題2005

    • 著者名/発表者名
      田口 浩継
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会 第48回全国大会講演要旨集

      ページ: 57

  • [雑誌論文] USBインタフェースによるPICマイコンへのプログラム書き込み方法の検討2005

    • 著者名/発表者名
      杵淵 信
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会北海道支部会 第19回大会講演要旨集

      ページ: B2-1

  • [雑誌論文] 技術・家庭科におけるロボットコンテストへの取り組みに関する考察2005

    • 著者名/発表者名
      山本 利一
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会 第17回関東支部会講演要旨集

      ページ: 83/84

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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