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2005 年度 実績報告書

数学理解の2軸過程モデルに基づく算数科授業改善に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530591
研究機関広島大学

研究代表者

小山 正孝  広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (30186837)

キーワード数学理解 / 2軸過程モデル / 算数科教育 / 授業改善 / 実践的研究 / 現職教育 / 教員養成
研究概要

本研究の目的は、小山正孝が構築した「数学理解の2軸過程モデル」に基づく算数科授業改善の可能性を実践的研究によって明らかにし、小学校教員養成及び現職教育のあり方と具体的な方策に対する示唆を得ることである。そのため、本年度は、前年度の研究成果をもとに、(1)長期間の授業実践による2軸過程モデルの検討、(2)算数科の授業改善案の検討・作成、(3)2軸過程モデルに基づく算数科授業改善の原理と方法の検討を行った。その結果、以下のような研究成果が得られた。
第一に、4つの小学校における長期間の算数科の授業実践の分析・検討を通して、2軸過程モデルに基づく授業改善の原理と方法のさらなる精緻化を図ることができた。第二に、長期間の授業実践の分析・検討を4つの小学校の教員と共同して行うことによって、それぞれの小学校の児童や教師の実態に応じて、算数科の授業改善案を作成することができた。それによって、次年度に再度行う算数科の授業実践に向けての準備を整えることができた。そして、第三に、小学校教師の算数教育に対する意識の変容や児童の算数理解の変容を調査・分析することによって、教師が算数科の授業改善を行う際に2軸過程モデルに基づく授業改善の原理と方法が一つの有用な指針となることが明らかになり、児童の算数理解が深まるという結果が得られた。こうした本年度の研究成果を国内外の学会で発表し、主要な研究成果は「日本教科教育学会誌」第28巻第4号(2005、pp.61-70)に掲載された。
以上のことから、数学理解の2軸過程モデルに基づく算数科授業改善の可能性の検証と小学校教員養成及び現職教育に対する示唆の導出を目的とする次年度の実践的研究に対する準備を行うことができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 数学理解の2軸過程モデルに基づく授業構成の原理と方法2006

    • 著者名/発表者名
      小山 正孝
    • 雑誌名

      日本教科教育学会誌 第28巻・第4号

      ページ: 61-70

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Research on the Process of Understanding Mathematics : Ways of Finding the Sum of the Measure of Interior Angles in a Convex Polygon2005

    • 著者名/発表者名
      Koyama, Masataka
    • 雑誌名

      Proceedings of the 29th PME Conference Vol.1

      ページ: 253

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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