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2006 年度 研究成果報告書概要

美術館と学校が連携して進める美術鑑賞教育の実践的方法論の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16530599
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育学
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

山木 朝彦  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (20158083)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
キーワード美術教育 / 鑑賞教育 / 美術館 / 教材開発 / ワークシート / テイト・ギャラリー / プレゼンテーション / 日本の世界遺産
研究概要

鑑賞教育の充実のためには、学校における鑑賞の学習と美術館における鑑賞の学習の内容と方法が整合性をもつように、計画されなくてはならない。このため、美術館と学校教育の連携が求められている。この連携の方法と連携によって開発される教材について、次の各項目で研究を展開し、成果を公表した。
1、積極的に学校との連携を推し進めてきた美術館が、現在、どのような具体的な方法によって学校連携を展開しているのか、美術館四館(世田谷美術館・宇都宮美術館・東京都写真美術館・川崎市岡本太郎美術館)を訪問し、各館の学芸員に対面によるインタビュー形式の調査を行い、それぞれの館で展開している学校連携の方法について調査し、平成17年3月に冊子としてまとめた。
また、学校との連携に関して先駆的な役割を担った「横浜美術館子どものアトリエ」の基本コンセプトについて聞き取り調査を行い、そこからワークショップなどのあり方について検討し、研究成果を美術科教育学会(平成19年3月)で発表した。
2、ワークシートやティーチャーズガイドの開発と、啓発的な展示の試みを模索しているテイト・ギャラリーの教育機能について考察し、平成17年3月に学会誌論文として発表した。
3、「鑑賞教育推進プロジェクト」という研究会の一員として、この美術館から発行された四種類のワークシートの開発にかかわった経験を活かし、ワークシートの開発のプロセスと、教材としての有効性をつぶさに記録し分析した。その成果を平成18年3月発行の研究成果報告書にまとめた。
4、ワークシートと併用することによって教育的効果をあげるパワーポイント教材を作成し、実際の授業で活用し、その効果について成果報告書のなかで考察した。
5、美術館だけではなく博物館・歴史資料館などを利用して、さまざまな造形的な作品を鑑賞する方法の一例として、日本の世界遺産の鑑賞の仕方について検討し、教材にかかわる図書の鑑賞にかかわる箇所を執筆した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] テイト・ギャラリーの歴史及びその変貌と教育機能の現代化2006

    • 著者名/発表者名
      山木朝彦
    • 雑誌名

      大学美術教育学会誌 38号

      ページ: 367-374

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Gakko To Renkei Wo Susumeru Bijutsucan : Frontier Kokunai 5Kan No Torikumi (The Museums Promoting Educational Projects Based on Co-operation with Schools : Domestic Museums Standing in the Front of Education Today)2006

    • 著者名/発表者名
      Yamaki Asahiko
    • 雑誌名

      Office of Prof.Yamaki, Naruto University of Education

      ページ: 100

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] History of Tate Gallery : Its Transformation and the Modernization of the Educational Function2006

    • 著者名/発表者名
      Yamaki, Asahiko
    • 雑誌名

      The Journal for Society of Art Education in University No.38

      ページ: 367-374

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [図書] 学校と連携を進める美術館-フロンティア国内五館の取り組み2006

    • 著者名/発表者名
      山木朝彦
    • 総ページ数
      100
    • 出版者
      鳴門教育大学山木研究室
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] ペーシック造形技法-図画工作・美術の基礎的表現と鑑賞-2006

    • 著者名/発表者名
      宮脇 理
    • 総ページ数
      211
    • 出版者
      建帛社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] Basic Zoukei Gihou (The Basic Method of Artistic Expression in Art Education)2006

    • 著者名/発表者名
      Miyawaki, Osamu
    • 総ページ数
      211
    • 出版者
      Kenpakusha
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2008-05-27  

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