研究課題
「学生の自主的な参加を促し、彼らに納得感や成就感を与えると共に学力保証ができる大学授業の創造」という目標を設定して研究は始められた。本研究の分担者たちは以前より授業改善とFDシステムについて多大な関心を寄せ、各所属機関での授業改善を試みながら、意見交換を行ってきている。そこで、平成16年度の段階における大学の授業を取り巻く状況を分析すると共に、研究進展の方策を検討した。この中で様々な大学での授業に統一した形で改善システムを追究することは得策ではないと判断し、学生参加型の授業の実施を前提に各自の授業改善に向けた研究を進めることにした。2年間に行われた授業改善の主なものは次の通りである。(1)実習を組み入れた授業にして欲しいとの学生の要望を入れた授業の改善。(2)学生の自主的な調査を推進すると共に、それを授業に活かし、学生の成就感を大きくする授業の改善。(3)学生による授業評価の自由記述に着目し、その分析から行った授業改善(4)e-learningシステムを最大限に利用し、個々の学生の要求に丁寧に応えていく授業改善これらの授業改善の結果をどのようにFDに結びつけ改善に向けた動きを加速するかについても検討を行った。個々の実践をFD等で発信するだけでなく様々な試みについての情報も紹介し、幅広い改善方法を提示することによってその目的は達せられるのではないかとの結論を得た。
すべて 2006 2005
すべて 雑誌論文 (12件)
長崎大学教育学部紀要 教科教育学 Vol.46
ページ: 63-75
工学教育 (印刷中)
メディア教育開発センター研究報告 24
平成17年度秋田大学ワークショップ報告書
教育システム情報学会2005年度第6回研究会研究報告集 (印刷中)
日本高等教育学会・第7回大会発表要旨集
ページ: 110-111
日本科学教育学会・年会論文集 Vol.29
ページ: 425-426
日本理科教育学会全国大会発表論文集 Vol.3
ページ: 122-123
メディア教育開発センター研究報告 8
2004年度第10回FDフォーラム報告集
ページ: 59-62
理科の教育 54(11)
ページ: 4-8
富山大学総合情報基盤センター広報 Vol.2
ページ: 20-27