研究課題/領域番号 |
16530626
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
寺田 信一 高知大学, 教育学部, 教授 (00346701)
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研究分担者 |
堅田 明義 中部学院大学, 人間福祉学部, 教授 (60015435)
鈴木 保巳 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (90315565)
吉川 一義 金沢大学, 教育学部, 助教授 (90345645)
秋本 秀彦 作新学院大学, 人間文化学部, 講師 (70348093)
勝二 博亮 茨城大学, 教育学部, 講師 (30302318)
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キーワード | 特別支援教育 / 発達評価 / 脳波 / データベース |
研究概要 |
特別支援教育の対象である軽度発達障害の児童・生徒の障害実態を把握する客観的評価法として、脳機能の障害を推定する評価法が極めて少ない。軽度発達障害を対象とする場合、その障害が環境要因によるものか、脳機能障害によるものかを診断することは極めて重要である。しかしながら、脳機能に関する健常児の規範データの大規模な蓄積がなされていない。そこで、本研究では、全国的に研究者が基礎的脳波データを持ち寄り、一箇所のサーバに蓄積するデータベースを構築することで、健常児の数百例規模のデータの蓄積を図る目的とする。昨年度は、規範データとして意義のある基礎的脳波記録の計測条件を決定した。 平成17年度は、(1)健常幼児・児童のデータ蓄積を行う。(2)データベースの運用試験を行い、データの転送試験を行なうこととした。 (1)前年度3月に決定された計測指標・計測法に基づき、研究分担者がそれぞれの地域において、健常児データを収集した。 (2)高知大学内でグローバルIPを割り振られたサーバを立ち上げ、安全のためFreeBSDでの運用をローカルに始めた。全国からデータをFTPで転送する体制を整えることを目指したが、2月になり、文部科学省よりインターネットを介した情報流出の危険性についての注意があり、データの転送試験を中止した。不正アクセスへの防止策について、次年度の早い時期に結論を出し、転送試験を行なえるよう、計画を見直した。
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