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2005 年度 研究成果報告書概要

青年期の聴覚障害者を対象とした障害認識を促すための指導法及び教材の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16530630
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 特別支援教育
研究機関筑波技術大学 (2005)
筑波技術短期大学 (2004)

研究代表者

根本 匡文  筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (70228295)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
キーワード聴覚障害 / 障害認識 / 指導法 / 教材評価
研究概要

本研究は、青年期の聴覚障害学生を対象とした「聴覚障害学」の授業を通して、望ましい障害認識を促すための新たな指導法と教材を開発し、実践の中で評価検討を加えた上で、他の教育機関にも普及させていくことを目的として行ったものである。この研究を通して次のような成果を得ることができた。
1 障害認識を促すために行ってきた「聴覚障害学」の授業内容、授業活動の要点、留意点、使用する教材、学生に提示するスライドなどを整理し、あるべき指導法と教材の姿を提案するための資料を作成した。
2 特に次の2つの課題について、指導法と教材に対する評価を詳細に行った。
(1) 過去から現在に至る聴覚障害者の状況を把握させた上で聴覚障害の理解を促すことを意図した授業を計画し、そこで用いる教材を構成した。それに対する学生の評価を求めたところ、選択した教材が障害認識を促す上で有効であることが明らかになった。
(2) 同じ障害を持つ卒業生の意見を教材として使うことについて学生に評価を求めた。その結果、先輩としての卒業生の発言が学生の心を播さぶり、刺激を与え、障害認識を深めるために有効に働くことが明らかになった。
3 「聴覚障害学」の授業全体に対する学生の評価について、「授業に関するアンケート調査」の結果を検討した。学生からは極めて高い評価を得ており、障害認識を促すための指導法及び教材の開発の作業がほぼ所期の目的を達していることが明らかになった。
4 研究の成果を普及させるために研究成果報告書を作成し、関係機関に送付した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Teaching Materials to Enhance Deaf Student' Contribution to the Community2005

    • 著者名/発表者名
      Masafumi NEMOTO
    • 雑誌名

      20th International Congress on the Education of the Deaf Programme and Abstract Book

      ページ: 233

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 青年期の聴覚障害者を対象とした障害認識を促すための教材の評価2005

    • 著者名/発表者名
      根本匡文
    • 雑誌名

      日本特殊教育学会第43回大会発表論文集

      ページ: 571

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 聴覚障害者の歴史に関わる資料の教材化2005

    • 著者名/発表者名
      根本匡文
    • 雑誌名

      平成17年度筑波技術短期大学公開講座「第15回現代聴覚障害教育研修講座」テキスト

      ページ: 62-67

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 聴覚障害学生が求める教師像2004

    • 著者名/発表者名
      根本匡文
    • 雑誌名

      平成16年度筑波技術短期大学公開講座「現代聴覚障害教育研修講座」テキスト

      ページ: 63-71

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-12-13  

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