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2005 年度 実績報告書

開代数幾何学における消去問題についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16540016
研究機関富山大学

研究代表者

浅沼 照雄  富山大学, 理学部, 教授 (50115127)

研究分担者 小野田 信春  福井大学, 工学部, 教授 (40169347)
キーワード代数幾何学 / 代数曲線 / 多項式環 / 消去問題 / 代数関数
研究概要

具体的な研究成果の概要は次の通りである。
Vを付置環、kをその剰余体とする。L=K(x,y)を体K上、多項方程式f(x,y)=0で定義された1変数代数関数体、V_<xy>をK(x,y)の付置環、k_<xy>をその剰余体とする。V_<xy>がVを支配し、またk_<xy>/kが超越拡大体とする。するとk_<xy>は1変数代数関数体となる。これについてf(x,y)=y-x,すなわちLが有理関数体なるときはNagata-Ohmの定理によりk_<xy>は、k_1をkのk_<xy>内での代数閉包とするとき、t∈k_<xy>が存在してk_<xy>=k_1(t)と表せることが示されている。
本研究では、f(x,y)=y^n-h(x)(0<n,h(x)∈K[x])になる場合についてk_<xy>のk-代数構造を主に研究した。その結果、kが標数零の代数的閉体のとき、そのような体k_<xy>=k(z,w)の定義方程式g(z,w)=0を具体的に得ることができた。特にy^2=x^m+λ_1x+λ_0(λ_0,λ_1∈K)で定義されたLに対してk_<xy>が有理関数体になるためのm,λ_0,λ_1についての必要十分条件を得ることができた。
この結果は研究分担者との共著論文
「Valuation rings of algebraic function fields in one variable」
宮西正宜教授退官記念論文集Affine Algebraic Geometry(日比孝之編 大阪大学出版会)
として出版される予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Valuation rings of algebraic function fields in one variable2006

    • 著者名/発表者名
      浅沼照雄, 小野田信春
    • 雑誌名

      西正宜教授退官記念論文集 Affine Algebraic Geometry 1(未定)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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