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2005 年度 研究成果報告書概要

数体のガロアρ拡大に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16540022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

山岸 正和  名古屋工業大学, 工学研究科, 助教授 (40270996)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
キーワードp拡大 / 自由pro-p群 / Demushkin群 / Nielsen-Schreier公式 / ガロア群の中心
研究概要

本研究では数体の分岐を制限した最大p拡大(pは素数)のガロア群に関し、次の成果が得られた。
1.局所体の最大ρ拡大のガロア群は自由pro-p群あるいはDemushkin群であり、その構造(生成元と関係式)はよく知られている。いっぽう自由pro-p群は群論的にはNielsen-Schreierの公式(開部分群の最小生成元の個数の公式)で特徴づけられ、またDemushkin群についても類似の結果が知られている。本研究ではNielsen-Schreierの公式を一般化した条件をいくつか設定し、それらをみたすようなpro-p群の性質について考察した。応用として、数体の分岐を制限した最大拡大のガロア群として現れうるpro-p群については、このような(開部分群の最小生成元の個数に関する)性質に関して興味深い場合となりうるのは自由pro-p群あるいはDemushkin群に限ることを(ある種の条件のもとで)示した。
2.数体の分岐を制限した最大p拡大のガロア群の中心の自明性(筆者の定理)と、結び目の基本群の中心の自明性(村杉の定理)とについて、ある種の類似性を見い出し、きちんと定式化し整理した。またガロア群の中心とLeopoldt予想との関係について、以前に得られた結果を改良した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] An analogue of the Nielsen-Schereier formula for pro-p-groups

    • 著者名/発表者名
      Masakazu Yamagishi
    • 雑誌名

      Archiv der Mathematik (掲載決定)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] An analogue of the Nielsen-Schreier formula for pro-p-groups

    • 著者名/発表者名
      Masakazu Yamagishi
    • 雑誌名

      Archiv der Mathematik (to appear)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2007-12-13  

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