研究概要 |
平成16年度において,研究代表者は国際誌に4篇の論文を単独および共同で発表してきた。 また個人で行う研究だけでなく,異なった分野との研究交流の重要性を認識し,最適化法とその応用の国際研究集会を組織した。 国内外の第一線研究者から最新の研究成果を直接聞くことができた。 また,本年度においては科学研究費により,研究集会および学会などに参加し,講演を聞くだけでなく自分の研究成果を発表した。 また,研究代表者は研究分担者と共同研究を進めている。 平成16年度科学研究費補助金基盤研究(C)の研究を開始してから,研究代表者が発表した幾つかの成果を以下に簡単に述べる。 (1)京都大学福島雅夫教授とともに,確率的な最適化問題に対する有効的な数値解法を提案した。 2005年3月に北京で開催された「最適化法とその応用」国際研究会において,招待講演を行った。 (2)New South Wales大学Womersley教授とともに球面上の最適補間問題が解をもつか否かを検証する方法を提案した。 研究代表者は滑らかでない方程式を持つ最適制御問題に対する差分近似数値解法の誤差を研究して、幾つかの重要な性質を見い出した。 国際誌Numerical Functional Analysis and Optimizationに掲載する。
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