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2005 年度 実績報告書

プレート形成域における三重会合点テクトニクス

研究課題

研究課題/領域番号 16540376
研究機関千葉大学

研究代表者

中西 正男  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (80222165)

キーワード三重会合点 / 中央海嶺 / マントルプルーム / 海底地形 / 地磁気 / 重力 / 太平洋 / インド洋
研究概要

本年度は下記の三重会合点およびその周辺海域の海底地形図あるいは磁気異常縞模様図を作成した。図面作成のために行ったデータ解析に使用したデータは、研究代表者がこれまで取得したデータだけでなく、他の研究機関(海洋研究開発機構、米国ラモント・ドハーティ地球観測所、米国スクリップス海洋研究所、フランス国立科学中央研究所)から入手したデータも含まれている。
1.インド洋
1-1.ロドリゲス三重会合点(26°40'Sから23°50'Sまで、69°Eから71°30'Eまでの範囲)
磁気異常縞模様図を作成し、過去10m.y.間の拡大速度の時系列を明らかにした。
1-2.アファー三重会合点(5°Nから18°Nまで、35°Eから50°Eまでの範囲)
アデン湾における拡大系の海底地形図を作成し、その地形的特徴を明らかにした。さらに、マントルブーゲー異常に関する研究から大陸地殻から海洋地殻への遷移を明らかにした。
2.太平洋
2-1.太平洋-イザナギ-ファラオン三重会合点付近で形成した海底(25°Nから45°Nまで、149°Eから170°Wまでの範囲)
三重会合点の移動に伴って、拡散的なプレート境界が存在することを発見した。
2-2.太平洋-ファラオン-フェニックス三重会合点付近で形成した海底(20°Sから20°Nまで、170°Eから155°Wまでの範囲)(特にマニヒキ海台とオントンジャワ海台)
オントンジャワ海台とマニヒキ海台およびそれぞれの周辺海域の海底地形図を作成した。
これらの成果の一部については、米国地球物理学会、海洋研究開発機構のシンポジウムにおいて発表した。上記の2-1と2-2の研究結果をさらに発展させるために、平成18年4月と12月にそれぞれ海洋研究開発機構の研究船「かいれい」による研究航海を実施する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Marine magnetic anomaly and magnetization of oceanic plate around the Japan trench in the northwestern Pacific2005

    • 著者名/発表者名
      Fujiwara, T.
    • 雑誌名

      EOS Trans.AGU 86

      ページ: GP23A-0024

  • [雑誌論文] An outline of the interdisciplinary survey on a new type intra-plate volcanism2005

    • 著者名/発表者名
      Abe, N.
    • 雑誌名

      EOS Trans.AGU 86

      ページ: V51A-1462

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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