研究課題
基盤研究(C)
下記の三重会合点およびその周辺海域に関して研究を実施した。1.ロドリゲス三重会合点(インド洋、現在活動中;ソマリアプレート-インドプレート-南極プレート)(1)詳細な海底地形地図を作成し、拡大様式の時系列を明らかにした。(2)磁気異常縞模様を同定し、拡大速度の変化、海底拡大の非対称性を明らかにした。(3)残差マントルブーゲー異常を算出し、地殻構造の地域性を明らかにした。2.アファー三重会合点(インド洋、現在活動中;ヌミビアプレート-ソマリアプレート-アラビアプレート)(1)アデン湾の拡大系の詳細な海底地形図を作成し、その拡大様式を明らかにした。(2)アデン湾のマントルブーゲー異常を算出し、拡大軸沿いの地殻構造を明らかにした。3.太平洋-イザナギ-ファラオン三重会合点(太平洋、ジュラ紀中期ら白亜紀まで活動)(1)詳細な海底地形図を作成し、ジュラ紀後期の三重会合点の軌跡を明らかにした。(2)三重会合点に起源を持つ断裂帯の発達過程を明らかにした。4.太平洋-ファラオン-フェニックス三重会合点(太平洋、ジュラ紀中期から白亜紀まで活動)三重会合、点付近で形成されたマニヒキ海台の発達過程に関して新しい知見を得た。マニヒキ海台では、プレート境界の再配列後、漏れ型トランスフォーム断層による火成活動があったことが判明した。5.太平洋-イザナギ-フェニックス三重会合点(太平洋、ジュラ紀中期から白亜紀まで活動)西太平洋中部の磁気異常縞模様を新たに同定し、太平洋プレートの西縁のプレート境界に関する情報を得た。
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EOS Trans. AGU 85
ページ: T41A-1156
EOS Trans. AGU, 85