研究課題/領域番号 |
16540377
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
孫 文科 東京大学, 地震研究所, 助教授 (10323651)
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研究分担者 |
大久保 修平 東京大学, 地震研究所, 教授 (30152078)
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キーワード | 衛星重力ミッション / Dislocation / 重力変化 / ジオイド変化 / Co-seismic Deformation |
研究概要 |
衛星重力ミッションは衛星軌道から地球の重力場を直接測る新たな技術である。これは、測地学、海洋学および地球物理学の研究に広い革命的な影響が与えることが予想できる。特に、重力ミッションの空間Resolutionを考えて、大地震及び火山に伴う重力及びジオイド変化などを定式、定量的な研究ともに、重力及びジオイド変化の球関数次数の形でも調べることが必要である。GRACE観測データが利用し、重力及びジオイド変化の導出に向けた解析を実施し、データの利用法や測地学等への応用について研究できる。16年度は主に理論的な研究だった。つまり、大地震及び火山に伴う重力及びジオイド変化などを理論的、定式的、定量的な研究を行った。そのために、孫・大久保の球体モデルに関する球関数で表れるDislocation理論を使用して、切断及び各球関数次数に対する変形の理論式の導くと数値計算を行った。衛星重力ミッションの空間解像度を考えて、空間で観測できるco-seismic変形を研究し、大地震及び火山に伴う重力及びジオイド変化などを理論で及び大地震例で調査した。この研究成果は関連する国際Conference GGSM2004に発表された。Earth Planets Space雑誌にも載った。一方Dislocation理論を使って地殻変動を計算するとき、断層面でのSlip分部の影響を調査した。断層面積が大きい場合は、その影響は多きくなることが分かった。Segment-Summationという取り扱い方法を提出した。この結果をまとめた論文はGRLに載せられた。
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