• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

高感度・高分解能測定法を用いた海洋における溶存有機態窒素の動態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16540445
研究機関東京大学

研究代表者

小川 浩史  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50260518)

キーワード溶存有機窒素(DON) / 溶存有機炭素(DOC) / C:N比 / 高感度・高分解能測定 / 窒素循環 / 海洋 / 元素分析
研究概要

高温燃焼酸化-化学発光検出法による、海水中の溶存有機窒素(DON)の高感度・高分解能分析システムを確立し、これを利用して海水中のDONの時空間分布や分解過程の詳細を明らかにすることを目的に研究を実施した。このシステムにおいては、DONは溶存有機炭素(DOC)と同時に測定することができるため、DONの動態をDOCと比較しながら明らかにすることが可能であり、また、両者の比をとることにより、これまで知見の乏しかった海洋における溶存有機物のC:N比の特徴について明らかにすることが可能となった。また、一部の試料については、有機態窒素の代表的な構成成分であるアミノ酸の測定を行い、DONに占める溶存態アミノ酸態窒素の割合、DOCに占める溶存態アミノ酸態炭素の割合についての情報も得ることができた。
本研究でDONの動態解析に用いた試料は以下のとおりである
1.2003 年10月の白鳳丸KHO3-2次航海における、東経165度線上、北緯28-48度の間05-1度間隔での表面水中の南北水平分布。
2.上記試料を300日間暗所室温で培養し、その間の微生物作用による分解過程。
3.同測線上において緯度5度間隔で測点を設け、表面〜底層までの鉛直分布。
4.西部北太平洋親潮域における観測ラインA(北海道区水産研究所)上において、表層における季節分布。
5.上記試料の培養実験における分解過程。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi