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2004 年度 実績報告書

超高分解能キャピラリー液相分離システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16550071
研究機関岐阜大学

研究代表者

竹内 豊英  岐阜大学, 工学部, 教授 (40135322)

キーワード液相分離システム / キャピラリーカラム / モノリス型シリカ / 粒子充填型カラム / グラジエント溶離 / 理論段数
研究概要

本研究では,初年度に下記3項目について検討を行った。
1.内径0.05〜0.1mmモノリス型シリカキャピラリーカラムの調製法の確立:長さ50cm,内径0.05〜0.1mmの高性能モノリス型シリカキャピラリーカラムの調製条件をこれまでの研究に引き続いて最適化し,さらに再現性の高い調製方法を確立した。長いカラム(〜1m程度)に本法を適用し,高理論段数(5万段以上)の達成を図り,複雑系試料への応用を図った。
2.キャピラリーカラム周辺技術およびグラジエント溶離法の確立:キャピラリーLCの最大の利点は,究極の検出器であるMSとの直結が容易になることである。キャピラリーLC/MSによるペプチド分析は,プロテオーム解析の有効な一方法として期待されているが,ペプチドは,極めて多成分存在することから,高性能キャピラリーカラムと溶媒グラジエント送液システムの開発が必要とされている。ここでは,精度の高い簡便な勾配溶離システムの開発を行った。市販のキャピラリーLC用ポンプを用い,0.1μL/min程度の極微小流量下でのグラジエント溶離法を検討した。その結果,市販のデッドボリュームの小さいナノYコネクターを利用することで低流量下でのグラジエント溶離を可能とした。
3.粒子充填型キャピラリーカラムの調製法の確立:高圧条件下での操作を視野に入れ,高圧送液に耐えうる微粒子充填カラムの調製法を確立した。デッドボリュームを最小化するために,市販のユニオンを一部改良し,高圧下でも稼働可能なキャピラリーカラムを開発した。長さ50cmのカラムで4万段(理論段数)を超えるカラムの調製が可能となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Development of Capillary Liquid Chromatography2005

    • 著者名/発表者名
      Toyohide Takeuchi
    • 雑誌名

      Chromatography 26(3月掲載予定)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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