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2004 年度 実績報告書

気液二相流の圧縮性を利用した有機化合物分解用水中ウォータジェット

研究課題

研究課題/領域番号 16560133
研究機関北海道大学

研究代表者

早川 道雄  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80002038)

研究分担者 藤川 重雄  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70111937)
キーワード水中ウォータージェット / キャビテーション / 有機化合物分解 / 気液二相流 / 微細気泡 / 衝撃圧
研究概要

本研究は、水中ウォータージェットを用いて有機化合物を分解処理する技術の向上を図るため、従来の方法よりもジェット噴射圧力が低く(10分の1以下)、経済性・安全性に優れた装置を開発することを目的として行われている。本年度は、開発を目指す装置の主要な構成要素である微細気泡生成装置および気液二相流用高速ノズルについて理論的、実験的に検討した。結果の概要は以下のとおりである。
1.有機化合物の分解効率を向上させるためには、多数のキャビテーション気泡を局在化させ短時間に圧滅することが重要であることが確認された。
2.数気圧に加圧した水を急速に減圧することにより微細な気泡を析出させる方法、および微細気泡のサイズと数密度の計測法を開発した。
3.上記の方法における加圧レベルおよび析出時間を調節することによって、微細気泡のサイズおよび数密度をコントロールすることを可能にした。
4.ジェット噴射ノズル上流の流れに予旋回を与えてキャビテーション発生を助長する手法を考案し、管内流速と旋回速度および圧力降下量を計測した。
5.収縮拡大管内を流下する気液二相流中の圧力波の伝播特性を数値計算によって明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ラバールノズル内の気泡流の数値解析2004

    • 著者名/発表者名
      安孫子 尚弘
    • 雑誌名

      日本機械学会講演論文集 Vol.2 No.04-1

      ページ: 345-346

  • [雑誌論文] 水中ウォータージェットを用いた有機化合物の分解2004

    • 著者名/発表者名
      近藤 和義
    • 雑誌名

      日本機械学会講演論文集 Vol.2 No.04-1

      ページ: 347-348

  • [雑誌論文] 微小気泡群の共振を用いた歯垢除去装置の開発2004

    • 著者名/発表者名
      高槻 智明
    • 雑誌名

      日本機械学会講演論文集 Vol.2 No.04-1

      ページ: 365-366

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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