研究課題
基盤研究(C)
研究期間に得られた成果は以下のようにまとめることができる。1.スケジューリング機能と工具経路生成機能を備えたCNC装置のアーキテクチャ多能工の意思決定を助けるために、新いタイプのCNC装置の提案とそのアーキテクチャについてまとめた。提案するCNC装置は、スケジューリング機能と工具生成機能を備える。作業者は、スケジューリング機能によって自分の意思決定が生産システム全体に与える影響を知ることができ、また、CAMシステムを用いずに、工程計画を変更することが可能になる。2.分散スケジューリング法の改善申請者によって考案された再帰的伝播法と名づけたスケジューリング手法を、本計画のために改良した。改良点は新しいスケジュールの解候補の推定方法にあり、スケジューリング理論に基づいている。また、スケジューリング問題や開発環境、そしてリソースモデルの記述フォーマットを、作業者とのインタラクションのためのインターフェイスの一つとして提案した。記述フォーマットは、構造化言語のひとつであるXMLに従っており、比較的簡単に複雑な製造条件を記述することができる。3.直接オフセット法新しい工具経路生成法を自由曲面の加工をCAMシステムを用いずに行うために提案した。提案する方法は、加工時の工具位置の制御に要求される製品のオフセット位置を計算する点に焦点を置いている。作業者は提案するCNC装置に支援され、工程計画を変更することが可能になる。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (6件)
日本機械学会論文集(C編) 71・702
ページ: 685-692
JSME International Journal Series C 48・1
ページ: 15-20
Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers, Series C Vol.71, No.702
JSME International journal Series C Vol.48, No.1
日本機械学会論文集(C編) 70・699
ページ: 3300-3307
Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers, Series C Vol.70, No.699