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2004 年度 実績報告書

試作品レスを目指した新たなる生産準備プロセス構築システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 16560229
研究機関成蹊大学

研究代表者

篠田 心治  成蹊大学, 工学部, 助手 (70187368)

研究分担者 丹羽 明  成蹊大学, 工学部, 教授 (50138541)
キーワードバーチャル・ファクトリー / 3DCAD / 組立 / インダストリアルエンジニアリング / 改善
研究概要

組立作業,あるいは一般的に作業を改善しようとするときに,多くの場合には"ムダ'に着目した改善の考え方を用いる.本研究では"基本変換"に着目した改善の考え方を適用する.基本変換とは,「部品」と「完成品」の間の最少限度の変化をいう.組立作業において基本変換に相当する作業は"組付け"の作業になる.組立作業は本来ならば基本変換に相当する作業だけで行うことが望ましく,基本変換に相当する作業だけからなる組立作業は付加価値の高いものになる.以上のことから,本研究では基本変換の観点から組立作業3次元CG案を活用し,できる限り基本変換だけからなる付加価値の高い組立作業を見出し実現しやすくする方法,さらには付加価値の高い作業を生み出すための組立品の変更法について以下のことを明らかにしている.
(1)本研究により組立順序の数だけの組立作業3次元CG案を作成し,最少のステップ数となる案を選び出すことで,最も基本外変化ステップ数が最少となる付加価値の高い作業を導出する.
(2)最少のステップ数の案を理解し実現しやすくするために,以下に示した3つの3次元CGの表示法を作成する.(1)動作に伴う部品だけの動きを示し,基本変化ステップと基本外変化ステップの区別が視覚的にし易い『部品作業CG』.
(2)基本変換の観点から移動を最短にするためのレイアウト案を検討する助けとなる『基本変化ステップを示した3次元導線図』.
(3)組立の品質を遵守するために,基本変化ステップを特別なアングルで表示する『目線の3次元CG』と『断面の3次元CG』
(3)接触関係図の各接触関係を網羅的に排除・簡素化し再度組立作業3次元CGを作成することで,基本変化ステップ自体や基本外変化ステップ数を減らす設計変更案を得る.

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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