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2006 年度 実績報告書

Max-plus代数に基づくロバスト制御系設計とその経営工学問題への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16560391
研究機関首都大学東京

研究代表者

増田 士朗  首都大学東京, システムデザイン研究科, 助教授 (60219334)

研究分担者 五島 洋行  長岡技術科学大学, 経営情報系, 助教授 (00398950)
キーワードmax-plus代数 / 離散事象システム / 経営工学問題
研究概要

本研究の主要テーマは,max-plus代数に基づくシステム制御手法に対するロバスト制御理論を新しく構築するとともに,新しく開発するシステム制御手法を在庫管理問題や設備管理問題などの経営工学上の問題に応用することを試み,システム制御手法の適用範囲を拡大することを行なうことである.
平成18年度では,max-plus代数に基づく制御手法として代表的なモデル予測制御手法において,状態フィードバック制御によるロバスト特性の解析を容易にするために,時間駆動で記述される等価な制御則の導出を行った.従来の制御則は事象駆動の制御則となっていたため,現時刻に得られる情報が不明確であり,フィードバック特性の解析が困難であった.本研究により,max-plus代数に基づくモデル予測制御手法において,フィードバック制御によるロバスト性解析を進める基礎が確立できたといえる.
さらに,経営工学問題への応用として,後続ジョブとの資源非競合性を考慮したオンラインスケジューリング方法を与えた.従来のスケジューリングに関する手法としては,PERTがよく知られているが,本研究の手法では,多入力多出力系の検討が行える点,資源競合性を考慮した同ージョブの繰り返しなどを考慮できる点でPERTにはない特微を持っている.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] MIMO-FIFO型構造を有する繰り返し処理システムのバックワード型オンラインMPLスケジューリング2007

    • 著者名/発表者名
      五島洋行, 増田士朗
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 vol.J90-A,No. 3

      ページ: 190-200

  • [雑誌論文] Feedback properties of model predictive control for max-plus-linearsystems2007

    • 著者名/発表者名
      Shiro Masuda, Hiroyuki Goto
    • 雑誌名

      Proc.of the 2007 IEEE International Conference on Networking, Sensing and Control, London, UK, 15-17 April 2007

      ページ: 553-558

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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