• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

海底パイプラインの耐波・耐震安定性評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16560441
研究機関舞鶴工業高等専門学校

研究代表者

高谷 富也  舞鶴工業高等専門学校, 建設システム工学科, 助教授 (70179448)

研究分担者 加登 文学  舞鶴工業高等専門学校, 建設システム工学科, 助手 (90353292)
キーワード繰り返し水平載荷 / パイプライン-地盤系応答 / 有効応力に基づく液状化解析 / 間隙水圧応答 / パイプラインの移動挙動 / 2次元非線形動的有限要素法 / 載荷周波数 / ジョイント要素
研究概要

研究代表者は、潮流や波浪による繰り返し水平載荷を受けるパイプラインの遠心力模型実験データおよび有効応力に基づくパイプライン-地盤系の液状化解析を通じて、パイプラインの移動量やその周辺地盤における間隙水圧応答をパイプラインに作用する水平力と鉛直力の比や初期埋設深さ等の要因から整理・分析し、それらの要因と間隙水圧上昇のメカニズムの関係を調べた。また、得られたいくつかの要因による間隙水圧応答への影響の程度を調べて、実験データとの同定を行うことで、繰り返し水平載荷を受けるパイプライン周辺地盤内部における間隙水圧応答に関する予測評価式の検討を行った。
一方、研究代表者と分担者は、現場でのリアルタイム観測システムを見据えた「LabVIEWによる計測支援システム」を実験室と研究室間にネットワークを介して構築した。既存の計測機器を新たに購入したSCXI-8チャンネルモジュールに接続して、デジタル信号制御による計測を行う支援システムとなっている。この「LabVIEWによる計測支援システム」は、現地観測が困難な台風や暴風雨などの厳しい天候状況下においても、ネットワークを介した観測機器のデジタル信号調節を行うことにより、通常観測されるデータ範囲を越える値も計測可能であり、厳しい天候状況下における貴重で有益な観測データの集録ができるものである。ところで、実験室と研究室の間で構築された「LabVIEW計測支援システム」を校内LANを経由してデジタル信号処理により利用するために、購入したWindows版ソフトウェアのLabVIEW開発システムを用いた計測制御プログラムを作成した。これは、計測データの集積システム、計測データのリアルタイム表示および遠隔操作システムから構成されるものである。現在、このシステムを用いた簡易単純せん断試験を実施している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 繰り返し載荷を受けるパイプライン-地盤系の応答特性について2005

    • 著者名/発表者名
      高谷 富也
    • 雑誌名

      舞鶴工業高等専門学校紀要 第40号

      ページ: 61-68

  • [雑誌論文] Pore Pressure Build Up Response Analysis for Pipeline on Sea bed Subjected to Horizontal Cyclic Loading2005

    • 著者名/発表者名
      Tomiya TAKATANI
    • 雑誌名

      The 11th International Conference on Computer Methods and Advances in Geomechanics (IACMAG 2005)

  • [雑誌論文] Pipeline-Seabed Interaction Analysis for Horizontal Cyclic Loading of Pipeline2005

    • 著者名/発表者名
      Tomiya TAKATANI
    • 雑誌名

      The 15th International Offshore and Polar Engineering Conference & Exhibition (ISOPE2005)

  • [雑誌論文] Pipeline-Seabed Interaction Analysis Subjected to Horizontal Cyclic Loading2005

    • 著者名/発表者名
      Tomiya TAKATANI
    • 雑誌名

      International Symposium on Frontiers in Offshore Geotechnics

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi