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2004 年度 実績報告書

マルチユーザ型仮想建築空間で行う対話を伴う群集探索行動における空間と発話の関係

研究課題

研究課題/領域番号 16560559
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

岡崎 甚幸  武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (80026062)

研究分担者 鈴木 利友  武庫川女子大学, 生活環境学部, 講師 (10388803)
キーワードマルチユーザ / 仮想空間 / 集団 / 探索行動 / 情報交換 / 発話 / 注視行動 / サイン
研究概要

安全で快適な建築や都市を設計、評価する上で重要な、空間と発話の関係に関する知見を得るため、平成16年度は以下の研究を行った。
1.実験システムの構築
実在する建築・都市空間をマルチユーザ型の仮想空間として再現し、その中で大人数の被験者による実験を行うためには、処理能力が高い計算機を接続した実験システムが必要である。従来仮想迷路における実験で使用したシステムでは、処理能力が不十分であった。よってシステムを構成する計算機9台中、処理能力が低く老朽化していた4台を更新し、実験システムを再構築した。
2.仮想空間として再現する建築・都市空間の選定および予備実験
仮想空間として既に構築済みの地下鉄駅舎は空間構成がわかりやすく、情報交換しなくとも目的地に容易に到達できる。よって、集団による情報交換を伴う探索行動実験には適さない。そこで、街路網が不規則でわかりにくい密集市街地である、川崎市中原区武蔵小杉駅前を仮想空間として再現することとした。再現に先立って、武蔵小杉駅前で、単独の被験者がマイクやアイカメラを装着し、区役所への経路を探索する予備実験を実施した。被験者の発話や注視行動、および実験後のヒアリング結果などから、この地域の道がわかりにくい要因などを明らかにした。この結果は、仮想空間における集団探索行動実験の結果と対比可能な基礎資料とする。
3.仮想空間の構築
武蔵小杉駅前を仮想空間として再現するために必要な建物等の写真約4,000枚を、6日間かけて撮影した。撮影した写真を使用して、仮想空間のモデリングを現在進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 駅前市街地における仮設サインとアイカメラをもちいた探索歩行実験-街路における探索歩行時の注視に関する研究 その1-2004

    • 著者名/発表者名
      鈴木 利友 他
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道) E-1

      ページ: 811-812

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 駅前市街地における注視対象と注視行動-街路における探索歩行時の注視に関する研究 その2-2004

    • 著者名/発表者名
      池應 れいか 他
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道) E-1

      ページ: 813-814

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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