研究概要 |
我国の伝統文化の一つである折紙技術を幾何学的観点から数理化、洗練して、新しい形の超軽量で高強度かつ高剛性のコア構造やコアパネルを開発、製作する目的で一連の研究を行った。それらは幾何学の空間充填モデルに基づく軽量高剛性パネルの製作とそれら実験的評価、および新しいカーボンハニカムのモデル化などである。具体的な研究項目を以下に記す。 (1)正3角錐、正4角錐を一つとびに平面状に並べたパネルを2枚張りあわせて作る新しい高強度パネルの開発 (2)のりしろ部を設けた上記パネルの改良型モデルの開発とこのパネル群の定式化 (3)上記2基本モデルを基に5種類のプラスチックパネルと2種類とアルミ合金パネルを製作 (4)上記パネルの強度と剛性を評価する実験的研究 (5)数値計算による上記パネルの強度と剛性の評価に関する研究 (6)カーボンおよびアラミド製ハニカムコアの試作に関する研究 上記の研究成果は下記の学会や研究部会で詳しく報告している。 The 2nd JSME/ASME. Inter.Conf.on Materials and Processing(Seattle, USA)、Development of Newly Designed Ultra-Light Core Structures, T.Nojima and K.Saito(H.17.6.19-22) 日本航空宇宙学会主催、第47回構造強度に関する講演会(金沢工大)、超軽量コア構造の折紙モデル、斉藤、野島、五島(城山工業)、(H17.7.20) 日本機械学会D & D2005(新潟朱鷺メッセ)、超軽量高剛性コア構造の折り紙モデル、野島,斉藤、(H17,8.23) 自動車技術会、第8回構造強度部門委員会(アルカディア市谷、東京)、3次元数理折紙構造、野島、(H17.8.26)トラスパネルの自動車構造への応用、五島(城山工業)、野島 日本応用数理学会、折紙工学研究部会主催(東京工大)(H17.12,6) 軽量高剛性コアの折紙モデル、斉藤、野島 新しく開発したコアパネルの数値計算による強度・剛性評価、灘部、野島
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