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2004 年度 実績報告書

無人飛行機の自律的チームオペレーションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16560690
研究機関九州大学

研究代表者

東野 伸一郎  九州大学, 大学院・工学研究院, 講師 (40243901)

キーワードUAV / 自律飛行経路生成 / 複数機制御
研究概要

自立的にUAV(Unmanned Aerial Vehicle)の飛行経路を生成するための方法として,地形や悪天候域,他機などが含まれる領域をグリッド情報として取り扱い,数値地図や数値予報情報などの組込みを容易にすることによって,静的障害物および動的障害物を統一的に取り扱いつつ,進化アルゴリズムを応用してウェイポイントの連鎖として最適な飛行パスを生成することのできる方法を考案し,コンピュータによるシミュレーションによって実現した.本方法は,UAVが複数であっても,UAVが存在する領域を互いに動的障害物の存在する領域として扱うことによって,同時に最適な飛行経路を生成することができる.また,時々刻々と変化する状況の変化を,外部情報として与えることにより,飛行前のみならず,飛行開始後においても状況の変化に応じた飛行経路の再生成を行うことが可能となった.本方法では,障害物情報を統一的なグリッド情報として取り扱っているために,障害物と経路との衝突判定が容易であり,予め衝突が予想される経路を解候補から外すことが容易となり,結果として非常に短い計算時間で飛行経路を最適化できる特徴を有している.
また,より現実的な状況での実証を飛行実験によって行うための準備として,機体や制御ハードウェアおよび風洞実験を含む制御ソフトウェアの準備をすすめている.UAV用超小型アビオニクスの開発や,アビオニクスの検証用としてのハードウェアインザループシミュレータの開発,また制御則の検証用としてリアルタイムオンラインシミュレータの開発,およびグランドステーションソフトウェアの開発などを行い,2機のUAVによる飛行実験による検証を実施すべく準備を進めている.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Hierarchical Flight Management and Control of Autonomous UAVs based on Evolutionary Computation and Total Energy Concept2004

    • 著者名/発表者名
      Shin-Ichiro Higashino et al.
    • 雑誌名

      AIAA Paper 2004-6531 (CD-ROM)

  • [雑誌論文] Development of a Distributed Onboard System for an UAV2004

    • 著者名/発表者名
      John-Ho Kim et al.
    • 雑誌名

      AIAA Paper 2004-6539 (CD-ROM)

  • [雑誌論文] Dynamic Wind-Tunnel Testing Using Captive Flight Method2004

    • 著者名/発表者名
      Koji Fukami, Shin-Ichiro Higashino, Akira Sakurai
    • 雑誌名

      AIAA Paper 2004-5176 (CD-ROM)

  • [雑誌論文] 小型無人機の動特性同定を目的とした風洞内係留飛行試験法2004

    • 著者名/発表者名
      深見浩司, 東野伸一郎, 桜井晃
    • 雑誌名

      日本航空宇宙学会誌 52・605

      ページ: 241-238

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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