• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

爆破にともなう応力波の波面構造・伝ぱ特性と動的破壊作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16560712
研究機関八代工業高等専門学校

研究代表者

中村 裕一  八代工業高等専門学校, 土木建築工学科, 教授 (00112392)

キーワード爆破実験 / 応力波 / 衝撃波 / 弾性波 / ひずみ計測 / 物質内ゲージ法 / 可視化観察
研究概要

研究計画の2年度として、以下の研究を行った。
1.爆源近傍における応力波の伝ぱ特性に関する実験
市販の地震探鉱用電気雷管を装薬に使用して、モデル実験を行った。供試体にはPMMAを使用し、爆源から20mm間隔で供試体表面の6点に、応力波の伝ぱ方向(半径方向)と、それに直交方向に各々ひずみゲージを添付して、波面到達時刻、動ひずみ履歴を測定した。この供試体の縦波弾性波速度が2.62km/sであることから、爆源近傍では、その波面速度が弾性波速度以上の衝撃波領域(塑性領域)があり、弾性波領域へ遷移していることがわかる。また、動ひずみ履歴から、波面の伝ぱ方向に沿う半径方向ひずみは、爆源近傍では、40000μεを超える圧縮ひずみが生じていることが確認され、爆源から遠ざかるにつれて、急速に減衰する。円周方向ひずみについては、応力波波頭では、引張ひずみが生じることを確認した。
2.二段階時間制御起爆法の有効性に関する実験
PMMA供試体を使用して、応力波と亀裂の干渉挙動を調べるために、二段階時間制御起爆に関するモデル実験を行なった。実験では、ガイドホールを使用して、亀裂進展方向制御を行い、その亀裂面に応力波を干渉させた。高速度ビデオ画像から亀裂伝ぱを観察するとともに、応力波の作用効果をひずみ測定値から確認し、亀裂面を横切って、応力波伝ぱで生じるひずみが大きく減衰することが確認できた。
3.PMMA中を伝ぱする応力波の可視化観察結果は、オーストラリアでのシンポジウムで報告した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Visualization of shock waves interacting with a free surface in blasting process2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Nakamura, S.Matsumoto, et al.
    • 雑誌名

      Proceedings of PSFVIP-5 (Australia)

      ページ: Paper No.238

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi