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2005 年度 実績報告書

RECQヘリカーゼファミリーのゲノム安定化機構と発生分化制御機構における役割

研究課題

研究課題/領域番号 16570003
研究機関九州工業大学

研究代表者

草野 好司  九州工業大学, 大学院・生命体工学研究科, 助教授 (70336098)

キーワード個体発生 / 卵形成 / DmecQ4 / Dmblm / Mus301
研究概要

RECQとゲノム安定化機構の関係に対するアプローチ
<相互作用蛋白の同定2>ショウジョウバエDmRecQ4蛋白と発生に関する転写制御因子との相互作用が酵母Two-Hybrid Systemから浮かび上がった。そこで、現在それらの生体内相互作用を証明するためのトランスジェニックラインを作製中である。
RECQと発生分化制御機構の関係に対するアプローチ
<癌発症テスト>ショウジョウバエの3つの変異系統、dmrecQ4^<P104>変異、dmblm変異、mus301変異において、癌発症テストとして、幼虫期に置けるmelanotic spotsの形成頻度の測定を行っている。
<発生過程におけるDmRecQ蛋白の局在>dmrecQ4^<P104>変異が著しい複眼の退縮を引き起こすことを発見したが、DmRecQ4蛋白がどのように発生過程の正しい進行に関与しているかは不明である。そこで、複眼成虫原基におけるDmRecQ4蛋白の局在を観察するために、FLAG抗原付きDmRecQ4蛋白を発現するトランスジェニックラインを作製中である。そのトランスジェニックラインから複眼成虫原基を取り出して、DmRecQ4-GFPが発現している細胞を特定して、その細胞が分化前細胞分裂期、細胞分化期前半、細胞分化期後半のどの時期のものかを試験している。次に変異株の複眼成虫原基を観察し、個眼の数が減少しているかどうか、その原因がどの時期に存在するかを試験中である。
<卵形成過程におけるDmRecQ蛋白の局在>dmrecQ4^<P104>変異系統が雌不妊を示すが、減数分裂組換えにおける欠損を示さないことが分かった。そこで、卵巣を解剖して細胞生物学的な解析を開始した。FLAG抗原付きDmRecQ4蛋白を発現するトランスジェニックラインを利用して、卵室内の哺育細胞と濾胞細胞におけるDmRecQ4蛋白の局在を観察しようとしている。また、変異系統卵巣卵室内の哺育細胞と濾胞細胞において、染色体異常が認められるかどうか試験中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Regulation of homologous integration in yeast by the DNA repair proteins Ku70 and RecO2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Yamana, T.Maeda, H.Ohba, T.Usui, H.I.Ogawa, K.Kusano
    • 雑誌名

      Molecular Genetics and Genomics 印刷中

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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