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2005 年度 実績報告書

上皮形成シグナル制御における細胞内膜系と細胞内ドメインの役割

研究課題

研究課題/領域番号 16570166
研究機関大学共同利用機関法人自然科学研究機構(共通施設)

研究代表者

大橋 正人  大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 助手 (90290915)

キーワード上皮形成 / 細胞増殖 / 細胞内膜系 / 細胞内ドメイン / 緑色蛍光蛋白質 / 発現クローニング / 細胞生物学 / エンドサイトーシス
研究概要

上皮細胞への分化過程における、細胞内膜系によるシグナル統合制御の実体とそれを支えるメカニズムを明らかにする事を目的として、上皮系細胞の未だ数の限られているポストゴルジ細胞内膜系マーカー分子の、FL-REX(fluorescence localization-based retrovirus-mediated expression cloning)法による探索・同定を継続して進めた。
極性上皮細胞から抽出したmRNAをもとにGFP-cDNA融合ライブラリーを構築し、MDCK細胞に発現させ、ポストゴルジ細胞内膜系様の局在を示す細胞をクローン化した。得られたクローンから、PCRによりGFP融合cDNAを回収して、配列を解析したところ、ポストゴルジ細胞内膜系への局在が知られている既知の蛋白質、既知であるがこれまでポストゴルジ系への局在の知られていなかった蛋白質、そして、いくつかの機能局在とも未知の新規蛋白質をさらに同定した。これらの局在未知であったタンパク質分子の中には、細胞増殖などのシグナル伝達に開連の深いものが含まれ、膜系への局在の意味が注目される。また、この過程で、特定の膜系に様々なGFP融合蛋白質を安定に発現するMDCK細胞群を得た。これらの細胞などを用いて得られた分子の解析を進め、その分布の上皮細胞膜系での局在の特徴、動態が明らかとなってきた。現在、これらの分子、細胞をマーカーとしてもちいて本研究に利用し、上皮細胞のシグナル変換における膜系の解析をさらに進めている。また、機能解析ツールとしてこれらの分子を利用するために、上記の発現細胞を利用して、いくつかの分子についてRNA interference法によるノックダウン手法を確立した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] エンドサイトーシス経路における選別輸送2006

    • 著者名/発表者名
      大橋 正人
    • 雑誌名

      遺伝子医学MOOK 5(印刷中)

  • [雑誌論文] Basic functions of lipids in intracellular membrane traffic

    • 著者名/発表者名
      Ohashi, M.
    • 雑誌名

      PINSA-B (in press)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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