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2005 年度 実績報告書

シロイヌナズナの花成誘導におけるホメオパックス遺伝子ANL2ホモログの機能

研究課題

研究課題/領域番号 16570171
研究機関信州大学

研究代表者

久保 浩義  信州大学, 理学部, 助教授 (60205127)

キーワードANL2ホモログ / 花成
研究概要

ANL2ホモログ(A2H)のcDNA、A2Hのホメオドメイン、STARTドメイン、3'末端付近の保存された領域のみをそれぞれ恒常的に発現させ、花成への影響を調べたところ、ANL2ホモログのcDNAを恒常的に発現させた場合に、野生型よりも若干花成の促進が見られ、花成の早い植物ではFTのmRNA量が野生型にくらべ若干増加していた。この結果は予想と反していたが、発現させたA2Hタンパクが安定に存在しているかどうかの検討が必要である。また、HD-ZIP領域のみを過剰発現させた場合にも若干花成の促進が見られたが、STARTドメインや3'末端付近の保存された領域のみでは花成に影響は見られなかった。
a2h変異体の中から、短日条件でも花成が非常に早い植物が見つかった。A2Hが他の遺伝子と関連して花成に影響を与えている可能性が考えられたので、この変異体とCol株とのクロスのF_2世代を用いてマッピングを試みた。短日条件でも花成が早い形質は、第3染色体下部と第5染色体上部とリンクしていた。第3染色体下部にはA2H、第5染色体上部にはFLCが存在しておりこれら2つの遺伝子の相互作用が考えられた。しかし、これらの二重変異体が必ずしも全て短日で花成が早いというわけではなく、その他の遺伝子の関与も考えられたが、それを明らかにするにはいたらなかった。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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