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2006 年度 研究成果報告書概要

昆虫培養細胞が分泌する機能性タンパク質に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16580037
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用昆虫学
研究機関東京農工大学

研究代表者

平岡 毅  東京農工大学, 大学院共生科学技術研究院, 助教授 (10238339)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
キーワード昆虫培養細胞 / 分泌タンパク質 / 機能性タンパク質
研究概要

鱗翅目昆虫培養細胞系であるMaBrの大量培養に関し、スピナーフラスコによる大量培養をおこない脂肪体細胞においてEGF様昆虫サイトカインとして分類されるgrowth blocking peptide(GBP)が発現していることをRT-PCRによって明らかとした。このほかにもドーパミンの生体内アミンの生産に寄与しているドーパデカルボキシラーゼの発現も確認した。トリプシンインヒビターの活性もタンパクレベルで確認したが量的には少ない物であった。ヒトシズシマカ由来の培養細胞系であるAeAl-2においては付着細胞系でありビーズへの付着によるスピナーフラスコ系への導入を試みたが不調に終わり、製面培養により培養を行った。この培養上清にアセチルコリンエステラーゼ活性が認められDEAEカラム、アフィニティーカラム、ゲル濾過カラム等により分子量約67000のSDS-PAGEで単一のバンドを得た。細胞における活性染色により、細胞がクラスターを作っている部分でアセチルコリンェステラーゼ活性高いことが解り、細胞の機能とタンパク質の関係について今後の研究が待たれる。また両培養細胞系培養上清にトリプシンィンヒビター活性がみられた。AeAl-2培養細胞系はインヒビター活性が強く、トリプシンインヒビターの精製を試みた。トリプシンによるアフイニティーカラムを用いたが結合が強く溶出できなかった。現在は他の方法で精製を試みている。MaBr細胞系においてwestern blotting方により貯蔵タンパク質、リポホリンの抗体に対する反応が認められた。

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公開日: 2008-05-27  

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