• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

植民地期の森林管理をめぐる比較制度論:インド,ガーナおよびサラワク

研究課題

研究課題/領域番号 16580114
研究機関筑波大学

研究代表者

増田 美砂  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (70192747)

研究分担者 谷 祐可子  東北学院大学, 経済学部, 助教授 (40326707)
キーワード林野制度 / 植民地期 / インド / ビルマ
研究概要

17年度は,8月に谷が英国における植民地期の資料収集,9月に増田がインドにおける現地調査を実施するとともに,これまでの研究成果を国際森林研究機関連合(IUFRO)大会,熱帯生態学会,および林業経済学会において発表した。
英国においては,オックスフォード大学インド省図書館およびローズハウス図書館で植民地期森林局の年次報告及び林野面積および林産物の生産・貿易統計を収集し,英領インドにおけるビルマの経済的重要性を明らかにした。またインドのケーララ州イドゥキおよびワイアナドにおいて,植民地期土地制度と今日の森林の現況関して実施した現地調査では,以下の点が明らかになった。
(1)藩王国統治下のもと農民に国有林を開放したイドゥキでは,独立以降もその関係を維持せざるをえず,その結果,換金作物の樹下栽培という高度に発達した土地利用体系を生み出すと同時に,土地の集積もすすんだ。
(2)直接統治下でプランテーション経営の発達したワイアナドでは,独立以降の農地改革の実施により,私有地を国有林に編入し,新たな国有林に編入し,新たな国有林を生み出した。その一部は少数民族対策として再び開放されたが,その経営は必ずしも成功していない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 発展途上国における林野制度:森林経営のオルタナティブ2006

    • 著者名/発表者名
      増田 美砂
    • 雑誌名

      熱帯林業 65

      ページ: 68-73

  • [雑誌論文] 発展途上国における林野制度:植民地期の熱帯雨林2005

    • 著者名/発表者名
      増田 美砂
    • 雑誌名

      熱帯林業 63

      ページ: 62-66

  • [雑誌論文] 発展途上国における林野制度:熱帯雨林の開発2005

    • 著者名/発表者名
      増田 美砂
    • 雑誌名

      熱帯林業 64

      ページ: 60-65

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi