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2005 年度 実績報告書

地域資源循環における適正技術としての堆肥技術の集積と普及に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16580177
研究機関三重大学

研究代表者

波夛野 豪  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (30249370)

キーワード堆肥技術 / 生ごみ処理 / 食品循環資源 / 民間技術 / 技術ネットワーク / 堆肥評価基準 / 有機農業 / 地産地消運動
研究概要

(概要)
本年度は、フィールド調査を中心に情報収集を行った。調査地としては、昨年度から継続の三重県白山町、他に、滋賀県水口町、愛知県名古屋市、一宮市、豊田市平畑町、岐阜県関市洞戸村、京都府舞鶴市などの現場を訪問し、有機物の良好な堆肥化に要する日数の確認、現場のネットワークの広がりに関する聞き取りなどを行った。
(文献調査)
昨年度から継続して、自然農法、有機農法だけでなく、土壌学、肥料学、植物生理学、農作業学にまで範囲を広げて資料の収集を継続した。アジア諸国や西欧での技術が収録された文献資料については、アジア諸国の情報が不足しており、記録された技術の確認が困難となっている現状が確認されつつある。
(データ化)
本研究は実験的手法をとるものではないが、作業の進捗に応じて専門的見地からの知見を得るために、簡便な器具を調査対象農家に提供し採取された堆肥製造中の温度変化のデータや、簡便な堆肥製造法を専門家に示し、微生物層の遷移をデータ化した。これらを基準として堆肥技術を比較可能な形でデータ化するための検討を継続している。
(周辺領域との連携作業および情報収集)
現場の経験的技術を実験室へフィードバックするために有効な情報要素を確定するための検討を行った。また、上述の調査地への聞き取りによって、それらの活動のリンク先を確認し、調査対象となる技術や地域活動の情報を収集行った。これらの情報収集自体がこの研究の眼目のひとつであり、以上の作業を次年度も継続する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 地産地消の展開と食農教育への新たな取り組み2006

    • 著者名/発表者名
      波夛野豪
    • 雑誌名

      農林業問題研究 41・4(印刷中)

  • [雑誌論文] 「生命」という言葉のもつ危うさ2005

    • 著者名/発表者名
      波夛野豪
    • 雑誌名

      農業と経済 71・13

      ページ: 111

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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