研究概要 |
本補助金により、以下の研究成果を得ることができた。 1.N-トシル-o-アシルアニリンとリチウムトリメチルシリルジアゾメタンを反応させると、アルキリデンカルベン中間体を経て3-置換インドールが効率良く得られることを見出し、その一般合成法を確立した。 2.3-トリメチルシリルインダゾールの1位選択的アリール化反応を開発した。 3.トリメチルシリルジアゾメタン、アシルイソシアナート、N-フェニルマレンイミドの三成分より2環性2-ピリドンのone-pot合成法を開発した。 4.アリールオキシピルベートとリチウムトリメチルシリルジアゾメタンを反応させると、アルキリデンカルベン中間体を経て1,2-ジヒドロ-1-オキサアズレン-3-カルボキシレートが得られることを見出し、その一般合成法を確立した。 5.o-アシル-N-ピバロイルアニリンとリチウムトリメチルシリルジアゾメタンを反応させると、アルキリデンカルベン中間体を経てo-アルキニル-N-ピバロイルアニリンが効率良く得られることを見出し、その一般合成法を確立した。 6.リチウムトリメチルシリルジアゾメタンを用いるとN-トシル-o-アシルアニリンから1工程で2,3-ジ置換インドールが効率良く得られることを見出し、その一般合成法を確立した。 7.トリメチルシリルジアゾメタンのマグネシウムブロミド塩を用いるとone-potでα-ケトエステルからα-置換β-トリメチルシリル-α,β-エポキシエステルがシス選択的に得られることを見出し、その一般合成法を確立した。
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