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2004 年度 実績報告書

ニッケル/塩化亜鉛複合系によるポリエンインのドミノ反応の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16590010
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

池田 慎一  名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (90254309)

キーワードニッケル / 塩化亜鉛 / エノン / ジエンイン / ドミノプロセス
研究概要

私は既にニッケル触媒と塩化亜鉛が共存する系において,α,β-共役エノンとエンイン化合物との反応より環状化合物が生成することを見出している.この反応はニッケル触媒と塩化亜鉛の存在下において,エノンおよびエンインのアルキン部位との反応からアルケニルニッケル中間体を生成した後,引き続いてアルケン部位が挿入したものと推測された.これらの知見をもとに,このエンインに適当な長さの炭素鎖を挟んだアルケン部をさらに導入したジエンインを反応基質とすれば,このアルケン部がさらに反応に関与するドミノプロセスが達成できると考えた.実際シクロアルケンの二つのアリル位にそれぞれアルキン部位とアルケン部位をつないだジエンインを反応基質として検討した結果,シクロペンテンを母核とする基質においてエノンとアルキン部位の連結の後シクロペンテン部位との連結,引き続く置換アルケン部位との連結の後,β-水素脱離により反応が終結するドミノプロセスを達成することができた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Ni-Catalyzed, ZnCl_2-Assisted Domino Coupling of Enones, Alkynes, and Alkenes2004

    • 著者名/発表者名
      S.Ikeda, R.Sanuki, H.Miyachi, et al.
    • 雑誌名

      J.Am.Chem.Soc. 126・33

      ページ: 10331-10338

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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