研究課題/領域番号 |
16590117
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研究機関 | 北海道薬科大学 |
研究代表者 |
森本 一洋 北海道薬科大学, 薬学部, 教授 (10113135)
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研究分担者 |
関 俊暢 北海道薬科大学, 薬学部, 助教授 (60196946)
丁野 純男 北海道薬科大学, 薬学部, 助手 (90347790)
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キーワード | 呼吸器系感染症 / 抗生物質 / 肺細胞 / 肺胞マクロファージ / リポソーム製剤 / ドラッグデリバリーシステム |
研究概要 |
インフルエンザやSARSなどのウイルスによる呼吸器系感染症が世界的な猛威を振るっている。これらの感染症は直接的な細菌感染ではないが、常在菌の活性など2次的な細菌感染が治療の大きな妨げとなる。化学療法剤(抗生物質)などの薬物治療を行う上で、投与された薬物が目的の組織・臓器に有効治療域濃度以上に効率よく分布しなければならない。そこで、数種のモデル抗菌薬の粒子径の異なるリポソーム製剤を作成し、その製剤を実験動物(ラット)へ経肺又は注射により投与をし、肺細胞、肺粘膜表面、肺胞マクロファージへの移行について速度論モデルを作成し解析した。肺粘膜表面、肺胞マクロフアージへの移行性の高い薬物については、単離細胞また培養細胞を用いて、組織移行機構をin vitro系で調べた。また、これら薬物を気管より肺に直接的に投与した場合の肺細胞、肺胞マクロフアージへの移行性、また微粒子製剤で投与した場合の肺細胞、肺胞マクロファージ肺胞マクロフアージへの移行性について検討し、製剤の評価を行った。さらに、in vivo系でも、これら製剤と薬物の肺胞マクロフアージへの取り込みについて検討した。
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