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2004 年度 実績報告書

脾洞内皮細胞血球通過機構の解明-内皮細胞ダイナミックスの解析

研究課題

研究課題/領域番号 16590159
研究機関福岡大学

研究代表者

上原 清子  福岡大学, 医学部, 助教授 (00084244)

研究分担者 小柳 緑  福岡大学, 医学部, 助手 (20153687)
田中 陽子  福岡大学, 医学部, 助手 (10207152)
上原 明  福岡大学, 医学部, 助教授 (60140745)
キーワード脾洞内皮細胞 / リアノジンレセプター / Caチャネル / IP3レセプター / ストレスファイバー / Ca貯蔵小胞体 / アドヘレンスジャンクション
研究概要

脾内皮細胞の血球通過機構を解明する一環として.今年度は内皮細胞の収縮機構-ストレスファイバー、細胞間接着装置アドヘレンスジャンクション、細胞-基質接着装置、アクチンフィラメント、Caチャネル、容量依存性Caチャネルなどの微細分布を透過型電子顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡を用いて調べた。次の結果が得られた。
1)ストレスファイバーの一部のマイクロフィラメントがアドヘレンスジャンクションに付着している
2)アドヘレンスジャンクションは内皮細胞間に周囲を取り囲む帯状ではなく、斑状ないしは短い帯状に存在した。アドヘレンスジャンクションの観察されない細胞-細胞の境界もあった。これらはVE-cadherin,β-catenin p120-catenin抗体を使った免疫蛍光抗体法、イムノゴールド法により局在を調べることにより解った。
3)Caチャネルノリアノジンレセプターは細胞表層近くに分布し、膜に存在するユニット(SCCU-subplasmalemmal Ca control unit)との関連が考えられた。IP3レセプターとリアノジンレセプターとは小胞体上で共存しているのが観察された。
内皮細胞を単離して培養するシステムの確立は現在進行中であるが、内皮細胞の集率があまりよくないので、模索している段階である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Localization of ryanodine receptor 3 in the sinus endothelial cells of the rat spleen2004

    • 著者名/発表者名
      K.Uehara, H.Onoue, L.H.Jeyakumar, S.Fleischer, A.Uehara
    • 雑誌名

      Cell and Tissue Research 317

      ページ: 137-145

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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