研究課題
基盤研究(C)
HEK293細胞にHA-c-Cblを発現させ、免疫沈降法によりc-Cblを得た。一方、インスリン受容体(IR)を大量に発現しているHIRc細胞から免疫沈降法でIRを得た。これらの免疫沈降産物にE1、E2としてUbcH7,ATP,エネルギー再生系、UbiquitinあるいはUbiquitin変異体を加え、試験管内でIRのユビキチン化反応を行った。その結果、pH7.2ではIRは複数のリシン残基がユビキチン化をうけるマルチユビキチン化であるのに対して、pH6.0(後期エンドソーム内のpHに相当する)ではユビキチンの48番目のリシン残基を介したポリユビキチン化がおこっていることが判明した。現在、c-Cblが中性ではマルチユビキチン化を触媒するのに対して、酸性ではポリユビキチン化を触媒する機構を解明するために、c-Cblの大腸菌での発現系を確立し、中性条件と酸性条件での立体構造の変化を検討中である。さらに、同様のポリユビキチン化およびマルチユビキチン化のスイッチが同様に上皮性増殖因子受容体(EGFR)および血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)においても同様の役割を果たしているかを検討中である。また、細胞質タンパク質であるLDH-Aが酸化ストレスによりモノユビキチン化されることによりリソソームに取り込まれることを明らかにした。現在、モノユビキチン化されたLDH-Aのリソソーム膜上での受容体を検索している。
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