研究課題
基盤研究(C)
肥大型心筋症の病理発生理解の基礎を審らかにする目的でスタートした研究の手法は現代風のmolecular basedでは無く、あくまでも固有の自律的拍出のための管として、ならびに壁張力に対する力学作業の基礎を成す筋原線維とそのsupracellularな組立ての在り方に照準を定めたものとである。【結果】1)心臓管は濫觴を辿れば静脈を超えてリンパ管に逢着するが、拍出機能の需要のたかまり亢まりとともにsinus-atrium-ventricle-conus-truncusに分節を余儀なくされた。2)高張力負荷下の肥厚壁の収縮を実現するためには壁内での心筋線維の微分的旋回ズレを余儀なくされ、これにより内腔の容量変動にも拘わらず、壁内環境の恒常性を実現することが可能となった。3)張力を担う筋原線維は歪み応力に対応してmonocock配列をとり、生下時の海綿筋におけるunit構制を保持して筋原線維がchargeされるが、一定の臨界時点で縦分裂をして動的平衡を維持している。4)高齢心の形態的特徴は心室中隔の肥大と大動脈騎乗を伴う流出路狭窄型の心室中隔基底部の左方張り出しであるが、これは収縮力の低下に対する左室の分節化が流出遠位側の収縮輪を加えることによって出現した結果像と観ることができる。【総括】高血圧心では観られない上記の加齢動向は特発性心筋症の形態動向と柳か酷似しているが、縦分裂における形態平衡の稚拙差が左室の大動脈の弁下狭窄に傾く二連球化を促し、これが、高血圧を前提にしない肥大型心筋症の発生機序に関与している可能性が示唆された。
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