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2005 年度 実績報告書

新規E3ユビキチンリガーゼ/c-MIRファミリーの機能解析と応用

研究課題

研究課題/領域番号 16590405
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

石戸 聡  独立行政法人理化学研究所, 感染免疫応答研究チーム, チームリーダー (10273781)

キーワードユビキチン / 抗原提示細胞 / ユビキチンリガーゼ / MHC class II / トラフィック / B7-2 / 遺伝子改変マウス / 免疫制御
研究概要

c-MIRファミリーとして、43171の発現プロファイルを詳細に検討した。43171は主に二次リンパ組織に発現しており、さらに、脾臓細胞を分画し検討したところ、B細胞に多く発現しており、さらに樹状細胞、マクロファージにも発現が認められた。しかしながら、T細胞、その他の細胞には低い発現しか認められなかった。43171を過剰発現させ、MHC class II, B7-2の発現における影響を検討したところ、導入後約12時間にて、両者に顕著な変化が認められた。さらに、MHC class IIのユビキチン化を293T細胞を用いたシステムにて検討したところ、class IIの構成分子のユビキチン化が明瞭に検出された。さらに、c-MIR、43171の遺伝子改変マウスの作成を終了した。それぞれのMHC class II,B7-2, MHC class Iの発現をB細胞を含む抗原提示細胞にて検討したところ、極めて興味深い結果が得られた。さらに、T依存的抗原であるNP-CGGを用いて抗体産生を検討したところ、それぞれのマウスにおいて特徴的な結果を得た。現在、その詳細と分子機構に迫っている。これらの事から、現在我々は、43171をc-MIR2、 c-MIRと以前名付けた分子をc-MIR1とし、これらの免疫制御における関与を報告しようとしている。さらに、c-MIRによるMHC class IIの変化を詳細に検討すると、MHC class IIのある特定のpathwayが強く影響を受けている事が判明した。その分子機構についても詳細な検討を行っている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] ユビキチンとウイルス感染2006

    • 著者名/発表者名
      石戸聡
    • 雑誌名

      医学のあゆみ 別冊

      ページ: 108-113

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Single-point mutations of hepatitis C virus NS3 that impair p53 interaction and anti-apoptotic activity of NS3.2006

    • 著者名/発表者名
      Tanaka M, Nagano-Fujii M, Deng L, Ishido S, Sada K, Hotta H.
    • 雑誌名

      Biochemical and Biophysical Research Communicaitons 340(3)

      ページ: 792-799

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] KSHVに対する免疫応答2005

    • 著者名/発表者名
      石戸聡
    • 雑誌名

      日本臨牀

      ページ: 568-575

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [産業財産権] ヘルペスウィルス免疫回避分子を機能評価できる細胞株2005

    • 発明者名
      石戸聡
    • 権利者名
      独立行政法人理化学研究所
    • 産業財産権番号
      2005-287308
    • 出願年月日
      2005-10-20

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公開日: 2010-01-29   更新日: 2016-04-21  

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