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2004 年度 実績報告書

問題解決・臨床推論能力測定法の開発-医学系CBT新形式問題の検討-

研究課題

研究課題/領域番号 16590431
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

吉岡 俊正  東京女子医科大学, 医学部医学教育学, 教授 (60146438)

研究分担者 尾崎 眞  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (30160849)
川名 正敏  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20152978)
菅沼 太陽  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00328379)
仁田 善雄  東京医科歯科大学, 医歯学教育システム研究センター, 助教授 (10114315)
キーワードComputer-based testing / 臨床推論 / 問題解決能力 / オンラインテスティング / 試験問題 / 客観試験 / 共用試験 / 臨床判断
研究概要

1)問題発見解決能力評価の電子化:前年度に作成したオンラインテスティングシステムを改良し、実証実験を行った。医学部1・2学年を対象とした実証実験では、システムの信頼性と評価の妥当性を検討した。信頼性については、約200名の受験者で3名が途中でシステムが作動しなくなった。今後原因を明らかにし、次年度には改良する。事例から問題発見、問題点の層別化・選択、問題点を解決するための情報検索を電子的に評価したが、平成16年度の結果とも相関し、評価の妥当性が確認された。
2)臨床推論能力評価の電子化:NTT社のオンラインテスティングシステム(Perception)をベースとした、臨床判断の電子評価システムプロトタイプを作成した。このシステムでは、患者の初期情報から、診断仮設をたて、底療面接および身体診察で得るべき情報を考え、得られた情報に基づく問題リスト作成、診断確定のためのプロセスの決定、治療法・予後についてのエビデンスの検索、および治療計画を作るまでをcomputer-based testingにより行う。従来の多肢選択問題、多選択肢問題、ショートエッセイ型問題だけでなく、除外型問題(重要度、必要度の低いものを除外する)、解答群評価型問題(多選択の中から選ばれた解答群により評価する)など新たな問題形式が利用されている。平成17年度は、このプロトタイプの実証実験と、評価システムを構築する。
3)共用試験医学系CBT新形式問題の作成と実施:新形式である多選択肢型問題、順次解答型問題を作成し、トライアルとして医学部4学年学生に実施した。解答情報を基に、従来型の多肢選択問題、問題発見解決能力評価などと比較を行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 人間関係教育を包含するテュートリアル教育2004

    • 著者名/発表者名
      吉岡 俊正
    • 雑誌名

      現代の高等教育 460

      ページ: 49-52

  • [雑誌論文] Facilitation of problem finding among first-year medical school students undergoing problem-based learning.

    • 著者名/発表者名
      Yoshioka T, Suganuma T, et al.
    • 雑誌名

      Teach.Learn.Med. (In press)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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