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2004 年度 実績報告書

マイクロチップ電気泳動による高速イムノアッセイの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16590464
研究機関昭和大学

研究代表者

荒川 秀俊  昭和大学, 薬学部, 助教授 (70129807)

研究分担者 前田 昌子  昭和大学, 薬学部, 教授 (00053869)
キーワードキャピラリー電気泳動 / マイクロチップ電気泳動 / イムノアッセイ / メトトレキサート / バンコマイシン / 蛍光イムノアッセイ
研究概要

医薬品の体内動態を正確にしかも迅速に解析する方法の開発は、薬物治療を行う上で極め重要な診断技術である。特に、高齢者においては、代謝能が個々人で大きく変動するため、血中の薬物濃度測定(TDM)が必要とされている。現在、我が国は急速な高齢化が進行しつつあり、近い将来個々人に対する薬物治療をより適切に行う必要がある。すなわち、ベッドサイド診断や診療所においてテーラーメイド医療を行う時代が到来することが予想される。このような課題を解決するには、より簡単にしかもコンパクトな次世代型分析装置の開発が必要である。
本年度の研究では、
(1)蛍光標識医薬品Fluorecein標識メトトレキサート、バンコマイシン、アミカシン、ゲンタマイシンの作製)を合成した。
(2)医薬品の抗体を作成した。つまり牛血清アルブミンをキャリヤー蛋白とするメトトレキサート、バンコマイシン、アミカシン、ゲンタマイシン誘導体の作製とウサギに対する免疫を行った。
(3)高速なイムノアッセイを確立する目的で、キャピラリー電気泳動を検出系とする方法の開発を行った。泳動溶液の種類、pH、塩濃度、さらに試料導入時の電圧、分離時の電圧について検討したところ、抗体に結合した標識抗原(Bound)と未反応の標識抗原(Free)の分離が可能になった。次にイムノアッセイの条件を検討した。その結果、数分でイムノアッセイが可能なメトトレキサートのCEイムノアッセイを確立することができた。
現在、バンコマイシンなどを同時に解析できる同時イムノアッセイについて検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The capillary electrophoresis separation of benzodiazepine drug using dextran sulfate and SDS as running buffer.2004

    • 著者名/発表者名
      Y.Suzuki, H.Arakawa, M.Maeda
    • 雑誌名

      Biomedical Chromatography 18

      ページ: 150-154

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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