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2005 年度 実績報告書

骨形成・代謝を司る蛋白と促進栄養因子の同定並びに相互作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16590474
研究機関金沢大学

研究代表者

西條 清史  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (00178469)

キーワード硬骨魚類 / ウロコ / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 骨細胞 / 側線
研究概要

硬骨魚類の側線は位置的には聴覚器下流に連続して存在するものの,音は認知されないとされており,水圧や流れを認知する末梢感覚器・神経であると考えられている。深部知覚を認識する感覚神経の存在は知られているが,側線神経は表在知覚が主でありながら,深部知覚との厳密な区別はないようにも思われる。側線神経は側線管の中に収納されウロコの発達にあわせて大きくなるものの形態は厳密に維持されている。この形態維持に骨芽細胞・破骨細胞が共役しており,アポトーシスを介する調節が行われていることを組織学的に見い出した。側線管周囲に骨芽細胞・破骨細胞が集中する理由を明らかにするために,サブトラクション法を用い側線ウロコに発現しており,通常ウロコに発現していないmRNAの同定を行った。この結果,ハエの羽根に切り込みをいれる遺伝子として発見されたnotchに相同性のあるmRNAや,アポトーシス誘導シグナルやアポトーシスカスケードに関わる酵素をコードすると考えられるmRNA或いは逆にアポトーシス抑制因子のmRNAなどが得られた。哺乳類と異なり,遺伝子配列が必ずしも知られていないために,これらmRNAの全長を得て,配列決定を行った。また,骨粗鬆症の予防・治療に有効であることが示唆されており,実際哺乳類培養細胞を用いた検討で骨芽細胞の増殖ではなく分化促進に作用する事を明らかにしたVitKにより,骨形成マーカーの一部はウロコにおいても同様の変動を示すことを見い出した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] Multiple variant mRNA with different length tandem repeats of (CAYYCC)n produced from bovine selenoprotein P-like protein gene.2005

    • 著者名/発表者名
      Saijoh K et al.
    • 雑誌名

      Environmental Health Preventive Medicine. 10(2)

      ページ: 103-110

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Multiple tissue kallikrein mRNA and protein expression in normal skin and skin diseases.2005

    • 著者名/発表者名
      Komatsu N et al.
    • 雑誌名

      Br J Dermatol. 153(2)

      ページ: 274-281

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] セロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン:5HT)2005

    • 著者名/発表者名
      西條清史, 他
    • 雑誌名

      日本臨床 63(Suppl 8)

      ページ: 411-416

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 5-ヒドロキシインドール酢酸(5HIAA)2005

    • 著者名/発表者名
      西條清史, 他
    • 雑誌名

      日本臨床 63(Suppl 8)

      ページ: 417-420

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Quantification of human tissue kallikreins in the stratum corneum : dependence on age and gender.2005

    • 著者名/発表者名
      Komatsu N et al.
    • 雑誌名

      J Invest Dermatol 125(6)

      ページ: 1182-1189

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Induction of detoxication enzymes in mice by naturally occurring allyl nitriie2005

    • 著者名/発表者名
      Tanii H et al.
    • 雑誌名

      J Agric.Food Chem. 53(23)

      ページ: 8993-8996

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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