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2004 年度 実績報告書

性差を考慮した生活習慣病発症メカニズムの疫学的病態解明と予防プログラム作成

研究課題

研究課題/領域番号 16590499
研究機関名古屋大学

研究代表者

玉腰 浩司  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30262900)

研究分担者 八谷 寛  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30324437)
近藤 高明  名古屋大学, 医学部, 助教授 (00195900)
豊嶋 英明  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10023657)
キーワード生活習慣病 / メタボリックシンドローム / 性差 / レプチン / アディポネクチン / CRP
研究概要

平成16年度は、生活習慣病の中で近年注目されているメタボリックシンドローム(以下: Metabolic syndrome:MS)の病態に関わるアディポサイトカイン(レプチン、アディポネクチン)、インスリン及び炎症の指標である高感度CRPを保存血清を用いて測定した。さらに、健診結果を加えたデータベースを用いてMS(ATPIIIの定義)に関連する項目についてそれらの男女差を明らかにした。対象者数は、健診項目については男性4400人、女性1200人、保存血清測定項目は男性3260人、女性950人である。以下、男性、女性の順に年齢を調整した平均値を示す。尚、統計学的に有意差の見られたものには項目の後に*を附す。Body mass index*:23.2、21.9kg/m^2、収縮期血圧*:127.8、120.4mmHg、拡張期血圧*:79.3、72.1mmHg、HDL*:54.8、67.8mg/dl、中性脂肪*:138.6、90.8mg/dl、血糖*:98.3、92.3mg/dl、レプチン*:4.03、7.89ng/ml、アディポネクチン*:6.03、9.67μg/ml、インスリン*:6.70、6.35μg/ml、高感度CRP*:0.041、0.028mg/dlであった。いずれの項目も明らかな男女差が見られた。他の代謝に関連する項目についても、総ビリルビン*:0.94、0.74mg/dl、GOT*:24.6、20.4u/l、GPT*:27.7、17.4u/l、γ-GTP*:54.4,24.8u/l、尿酸*:6.12、4.43mg/dlと同様に男女差が見られた。次年度はこれらの差が性ホルモンの差に起因するものか、あるいは男女の生活習慣の差によるものかについて明らかにする。また、女性については、閉経による影響についても検討する。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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