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2005 年度 実績報告書

頸動脈エコーによる動脈硬化と新しい心脳血管疾患の危険因子との関連

研究課題

研究課題/領域番号 16590525
研究機関久留米大学

研究代表者

足達 寿  久留米大学, 医学部, 助教授 (40212518)

研究分担者 平井 祐治  久留米大学, 医学部, 助手 (70309780)
榎本 美佳  久留米大学, 医学部, 助手 (10360281)
平塚 章子  久留米大学, 医学部, 助手 (20360282)
キーワードADMA / 頚動脈硬化 / 危険因子 / 疫学 / 縦断研究
研究概要

我々は新しい動脈硬化の危険因子として、近年、注目を集めているasymmetric dimethylarginine (ADMA)を712人に測定し、ADMAが頚動脈の内膜・中膜厚と有意な正の関連を有することを発表した(Atherosclerosis, in press)。さらに、これらのうち、ベースラインから6年後の再検診が可能であった575人に平成17年の秋までに再度頚動脈エコーを施行し、内膜・中膜厚を測定することにより、ADMAが頚動脈硬化を進展させるマーカーであるか否かを検討した。
その結果、ADMAは頚動脈の進展に強い影響を及ぼしており、さまざまな関連因子で補正してもADMAの最も低い群は最も高い群に比べて約2.1倍のオッズ比を有することが示された。これまで、少人数の透析患者の研究で、ADMAが頚動脈硬化を示すことは報告されていたが、一般住民の健常人において、このような結果を示した研究はなく、ADMAが新しい動脈硬化の危険因子である可能性が示唆された。
さらに、我々はADMAが高血圧への進展を促進する可能性や、動脈硬化性疾患を発症させる可能性を検討しており、このようなfollow-up studyを行うことにより動脈硬化に対するADMAの包括的な検討が可能になると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Plasma levels of asymmetric dimethylarginine (ADMA) are related to intima-media thickness of the carotid artery2006

    • 著者名/発表者名
      Furuki K, Adachi H, et al.
    • 雑誌名

      Atherosclerosis (in press)

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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