研究課題
基盤研究(C)
(1)20人の血液と毛髪(毛幹)の検査試料から11例にヘテロプラスミーが検出された。このうち血液・毛幹両方の試料に同一のヘテロプラスミーを有していたのは1例で、のこりの10例にはその割合に一箇所以上の違いが確認された。HV1領域のみでは4例、HV2領域では2例、その両方の領域では4例であった。鎖長ヘテロプラスミーを有していたのは3例でC連続と言われる部位で検出された。1塩基置換によるヘテロプラスミーについては10例の毛幹試料でそれぞれ一箇所以上の部位で検出された。(2)長野県七五三掛遺跡出土人骨のヘテロプラスミー約3000〜2000年前と推定され、縄文時代晩期に相当する人骨の頭蓋骨2体分と下顎骨3体分について分析をおこなった。頭蓋骨はHV1で4箇所の塩基置換とC・連続で1塩基挿入、HV2でも4箇所の塩基置換とC・連続で4塩基挿入の配列を示していた。一方、2体分の下顎骨ではそれぞれ同一の配列を示し、HV1では3箇所の塩基置換、HV2では3箇所の塩基置換とC・連続での1塩基挿入、さらに248番のアデニンの欠損したcomponentと欠損していないcomponentによる鎖長ヘテロプラスミーであった。
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