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2004 年度 実績報告書

クロマチン構造転換因子が関与する肺神経内分泌細胞の分化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16590764
研究機関東京薬科大学

研究代表者

高橋 勇二  東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (20154875)

研究分担者 高橋 滋  東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (10266900)
キーワードNeuroendocrine / 肺発達 / 低酸素刺激 / Mash1 / Hes1
研究概要

肺神経内分泌細胞は肺上皮の形成と維持に重要な役割を担っている。また、肺障害からの修復時に、一過性に増殖すること、さらに、突発性間質性肺炎の患者に肺神経内分泌細胞が増加していることが、報告されている。
肺神経内分泌細胞への分化過程に関わる、転写因子複合体の構成と機能を明らかにする目的で、先ず、細胞培養系を用いて、神経内分泌細胞への分化を促進する培養条件を検討した。
ハムスターおよびヒトの胎仔肺由来の細胞を、低密度で培養し、その後、低酸素環境で培養を続けることにより神経内分泌細胞へ分化することを、カテコールアミンの蓄積を、また、クロモグラニン、カルシトニン遺伝子関連ペプチドの発現量を指標として確認した。またこの細胞分化過程にNotch, Hes因子が関わることを示した。また、Mash1の発現をSiRNA法を用いて抑制した。その結果、神経内分泌細胞への分化が抑制された。さらに、Notch1の発現が抑制され、MashからNotch系への情報伝達経路の存在が示唆された。
本細胞分化系にATF5の関与をしょうさいに検討中である。また、ATF5欠損マウスを作製し、肺神経内分泌細胞の分化状態、さらに、ナフタレン暴露による肺障害とその修復に関与するATF5の関連をノックアウト動物の使用により解析中である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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