研究課題/領域番号 |
16590799
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
坂本 尚登 北里大学, 医学部, 講師 (80187046)
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研究分担者 |
長場 泰 北里大学, 医学部, 講師 (40255279)
佐野 隆 北里大学, 医学部, 助手 (50265683)
清水 健史 北里大学, 医学部, 助手 (30306568)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | クロライドチャネル / 傍糸球体装置 / モノクロナール抗体 / 発現クローニング / 緻密斑細胞 / 尿細管-糸球体フィードバック |
研究概要 |
腎臓における尿細管-糸球体フィードバック機構(tubuloglomerular feedback ; TGF)は、糸球体内の血流を一定に保持する自動制御機構で、生体の体液の恒常性や血圧の維持に重要な役割を果たしている。そこで、傍糸球体装置を構成しこの制御機構に関わる細胞を対象にして、遠位尿細管の一部に限局し特殊分化した"緻密斑細胞"に局在するクロライドチャネルの同定を分子生物学的手法で検討した。まず、傍糸球体装置の構成細胞を特異的に認識するモノクロナール抗体(MD12)を作成し、免疫二重染色を行い抗体が認識する細胞の同定を試みた。当初、緻密斑(マクラデンサ)細胞を想定したが、血管平滑筋のα-アクチンとの二重染色の結果からは輸入細動脈の一部に限局して局在する細胞の可能性も示唆された。次に、真核細胞発現ベクター(pcDNAI)で構築したマウス腎臓のcDNAライブラリーを形質導入した培養細胞(COS-7)を対象に発現クローニング法を試みた。標的タンパクを発現した培養細胞から単一クローン細胞(pcDNAI-JGC1)を樹立、想定される標的クロライドチャネルcDNAをコードするプラスミドを単離し、クローニングcDNAを導入した強制発現培養細胞を作成して、電気性理学的にチャネル特性の有無について確認する段階にある。最終的にチャネルとしてのクローン同定には到っていないが、クローニングが成就したならば、遺伝子改変マウスの作成へ発展させて腎臓における尿細管-糸球体フィードバック機構への関与について分子レベルでの解析を可能としたい。
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