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2004 年度 実績報告書

アルツハイマー病発症機序における転写障害の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16590816
研究機関新潟大学

研究代表者

池内 健  新潟大学, 脳研究所, 助手 (20372469)

研究分担者 成瀬 聡  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70313541)
下畑 享良  新潟大学, 脳研究所, 助手 (60361911)
キーワードアルツハイマー病 / 転写障害 / アミロイド前駆体タンパク / 神経細胞死 / プレセニリン
研究概要

1.家族性Alzheimer病関連プレセニリン1(PS1)変異体を安定発現する細胞株の作成
家族性Alzheimer病を引き起こすPS1変異としてL11きP,ins156,G183V,ins352変異を発現プラスミドベクターに導入し,安定発現株を3種類の培養細胞(PS1欠損線維芽細胞,HEK293細胞,C6神経膠芽腫由来細胞)を作成した.これらの細胞から界面活性剤によりタンパク質を溶解し,PS1特異抗体を用いた免疫ブロットにてPS1の発現を確認した.これらの変異体のうち,ins156では全長型PS1から断片化への切断が抑制されていた.
2.PS1変異体発現細胞におけるアミロイド代謝の検討
PS1変異体発現細胞にAPPを共発現することによりβ-amyloid(Aβ)の産生を検討した.ins156変異体においては,既報の変異体と同様にAβ42/40の比率の上昇を認めたが,それ以外の変異体(L113P,G183V,ins352)ではAβ42/40の比率の上昇は野生型と変化なく,総Aβ分泌量はむしろ低下していた.
3.転写活性をモニターするレポーターアッセイ系の樹立
APPはγ-secretase切断によりC末端断片(γ-CTF)を産生し,その断片の核移行により転写を調節している可能性がある.その中で特にCREB依存性の転写活性を解析する目的で,γ-CTFにGal4-CREBのレポーター配列を付加したコンストラクトを作成した.現在,この融合タンパクを発現を免疫ブロットで,その核移行を含め検討している.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] プレセニリン2005

    • 著者名/発表者名
      池内 健
    • 雑誌名

      Dementia Japan (印刷中)

  • [雑誌論文] 病気はどこまでゲノムで決められているか:痴呆2004

    • 著者名/発表者名
      池内 健
    • 雑誌名

      Molecular Medicine 41・増刊号

      ページ: 322-327

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] アルツハイマー病:β・γセクレターゼ阻害剤2004

    • 著者名/発表者名
      池内 健
    • 雑誌名

      BRAIN MEDICAL 16・1

      ページ: 9-15

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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