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2004 年度 実績報告書

肥満・糖尿病に関連した新規遺伝子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16590918
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

堀田 紀久子  独立行政法人理化学研究所, 肥満関連遺伝子研究チーム, チームリーダー (30360639)

研究分担者 柳谷 隆宏  独立行政法人理化学研究所, 肥満関連遺伝子研究チーム, 研究員 (40322698)
キーワード肥満 / 糖尿病
研究概要

1.動物モデル、脂肪細胞における発現調節の検討
肥満モデル動物であるZucker rat及びdb/dbマウスの皮下脂肪、内臓脂肪における新規遺伝子の発現をリアルタイムPCRにて測定した。その結果、この遺伝子の発現は皮下脂肪より内臓脂肪でより多く発現していた。また、肥満ラットでは、皮下脂肪、内臓脂肪ともにこの遺伝子の発現が低下していた。特に内臓脂肪での低下が著しいことが明らかとなった。絶食による影響はほとんど認められなかった。3T3L-1細胞での脂肪細胞分化過程においては、前駆脂肪細胞から発現が認められ、分化に伴う変化は認められなかった。
2.細胞における糖・脂質代謝に及ぼす機能の解析
新規遺伝子の全長cDNAを含むアデノウイルス組換え体とdominant negativeのアデノウイルス組換え体を作成した。現在、3T3L-1細胞に高発現させ、糖取り込みに及ぼす影響を検討中である。
3.肥満患者における遺伝子多型と機能との関連性
新規遺伝子の同定に至ったSNPの周辺の遺伝子多型を検索し、タイピングを行った。LDブロックを作成し、この遺伝子がひとつのLDブロック内に存在していること見出した。3'-flanking regionに有意なSNPが存在していたのでこの領域のレポータープラスミドを作成しルシフェラーゼ活性を測定した。その結果、SNPにより転写活性に差があることを見出した。また、ゲルシフトアッセイにより一方のSNPにのみ結合する核蛋白が存在していることを見出した。
4.ノックアウトマウスあるいはトランスジェニックマウスの作成
1.2.3.の実験が途中であるので、まだ行っていない。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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