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2004 年度 実績報告書

Blimp‐1の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16590924
研究機関東京大学

研究代表者

半下石 明  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (20344450)

研究分担者 千葉 滋  東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
小川 誠司  東京大学, 医学部附属病院, 客員助教授 (60292900)
黒川 峰夫  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80312320)
神田 善伸  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (30334379)
キーワードBlimp-1 / ノックアウトマウス
研究概要

生体内におけるBlimp-1蛋白の機能解析を行うために、inducibleな系であるMx1-Creマウスを用いて、Blimp-1 flox/-,Mx1-CreTgのコンディショナルノックアウトマウスを作製した。作製したノックアウトマウスについて解析した結果、脾臓の腫大やリンパ節の腫脹を示すマウスが観察された。脾臓とリンパ節の組織を免疫染色等で詳細に調べたところ、主にT細胞の増加が認められた。さらに野生型より早期に死亡するマウスが認められた。
また並行してin vitroの系でBlimp-1の機能解析を行った。ある種の細胞株にBlimp-1を過剰発現させると細胞の増殖が抑制された。そこでBlimp-1蛋白の発現による細胞周期の変化を解析したところ、Blimp-1の発現によりG1期における細胞周期の停止が認められた。さらにsiRNAを用いた蛋白の発現抑制実験により、Blimp-1の発現による細胞周期の停止は、既知の細胞周期に関与する蛋白に依存していることが明らかになった。
一方Blimp-1は転写を抑制する転写因子であることが知られており、これまでにc-mycなど数種類の遺伝子発現を制御することが示されている。我々はBlimp-1により転写が制御される遺伝子を網羅的に同定するためにGeneChipを用いた発現解析を行った。その結果、Blimp-1の発現により、発現量に変化(減少・増加)を示す遺伝子を複数見出した。これらの中に細胞周期を制御する遺伝子が認められ、Blimp-1による発現抑制にて細胞周期が制御されることが示唆された。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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