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2005 年度 実績報告書

ヒトIL-23受容体に対する単クローン抗体の樹立とその解析

研究課題

研究課題/領域番号 16590977
研究機関東京大学

研究代表者

河崎 寛  東京大学, 医科学研究所, 助手 (80280957)

キーワードサイトカイン / 受容体 / 自己免疫 / 獲得免疫 / 自然免疫 / 癌免疫
研究概要

ヒトIL-12受容体beta1鎖に対する単クローン抗体はすでに申請者自身が樹立しこれまでの報告に使用してきた。IL-12受容体beta2鎖に対する単クローン抗体は米国より供与を受けた。さらにすでに報告したように各種ケモカイン受容体に対する単クローン抗体を樹立してある。ヒトIL-23受容体分子の全長cDNAを得ヒトIL-23受容体分子の全長cDNAを得た。その細胞外領域をシグナルトラップ発現ベクターに接合しIL-23RとCD25のキメラ遺伝子をマウス由来細胞株に安定的に導入した。キメラ分子の発現はフローサイトメーターにて抗CD25抗体で検知してある。キメラ分子発現細胞をマウスに頻回免疫して、採取した抗血清がフローサイトメーターにて免疫原と反応することを確認した。細胞融合法により単クローン抗体を作成しつつある。一方で我々はTRAIL分子の免疫抑制における役割に注目し、マウスの骨髄移植GVHDモデルの実験的治療にもちいることを試みた。アデノウイルスの系を用いマウスの樹状細胞にTRAIL分子の遺伝子導入を行った。アロ骨髄移植を受けた白血病マウスに、遺伝子導入マウスを移注したところ致死的なGVHDの発生を抑制し得た。遺伝子導入樹状細胞は強力な細胞障害性をアロ反応性Tに示し、これはアポトーシス誘導によるもとであることを示した。白血病の中心的な治療法として確立された骨髄移植においてGVHDの抑制と回避は予後を決定する重要なテーマである。その達成のための手段のひとつになりうることが期待される。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Roxithromycin specifically inhibits development of collagen-induced arthritis and proinflamatory cytokines by himan T cells and macrophages.2005

    • 著者名/発表者名
      Urasaki Y.
    • 雑誌名

      J.Rheumatol. 32・9

      ページ: 1765-1774

  • [雑誌論文] CD26 mediates dissociation of Tollip and IRAK-I from Caveolin-land induces upregulation of CD86 on antigen-oresenting cells.2005

    • 著者名/発表者名
      Ohnuma K.
    • 雑誌名

      Mol Cel Biol. 25・17

      ページ: 7743-7757

  • [雑誌論文] TRAIL-transduced dendritic cells protectmice from acute graft-versus-host disease and leukemia relapse.2005

    • 著者名/発表者名
      Sato K.
    • 雑誌名

      J Immunol. 17・7

      ページ: 4025-4033

  • [雑誌論文] HTLV-I Tax induces and associates with Crk-associated substrate lymphocyte type (Cas-L)2005

    • 著者名/発表者名
      Iwata S.
    • 雑誌名

      Oncogene 24・7

      ページ: 1262-1271

  • [図書] 内科 最新の治療戦略2006

    • 著者名/発表者名
      河崎 寛 分担執筆
    • 総ページ数
      2
    • 出版者
      南江堂

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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