研究課題
学内倫理委員会で承認を得て、以下の条件(1)に合致している1症例の全身性強皮症について、作成したプロトコール(2)に従い骨髄非破壊的同種幹細胞移植を施行した。(1)象症例:基本的に国内外の全身性強皮症の自家造血幹細胞移植の適応基準に準じ、年齢、強皮症の診断基準、罹病期間、皮膚硬化度、臓器障害の程度などを中心に適応症例の選択基準を設け、ドナーの適格条件は、患者とHLAのA/B/DR座がジェノタイプにおいて6/6が一致していることと、血縁者ドナーは「血縁者間同種末梢血幹細胞移植のための健常人ドナーからの末梢血幹細胞採取に関するガイドライン」の条件に合致することとする。(2)治療プロトコール:低線量の全身放射線照射(200cGy:従来の造血幹細胞移植で使用される全身放射線照射の約1/6)とフルダラビンを前処置として、ドナーから末梢血造血幹細胞を採取(CD34陽性細胞数が合計2×10^6/kg以上)後患者に移植し、移植後の免疫抑制にミコフェノレート・モフェチルとシクロスポリンを併用し、GVHD予防を行う。現在、施行した1症例について安全性の評価(GVHDの解析、移植片の生着の評価など)、造血幹細胞移植後の臨床効果(皮膚硬化、内臓病変に対する効果など)の有無の判定と造血幹細胞移植後の免疫系と自己抗体の解析を行った。
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