研究課題
基盤研究(C)
(1).1型糖尿病患児およびストレプトゾトシン(STZ)糖尿病ラットにおけるアディポネクチンレベル1型糖尿病では血中アディポネクチンが高値になると報告されているが、機序は不明であった。16年度の検討で、血中アディポネクチンは1型糖尿病自体で上昇するのではなく、インスリン治療によって高まる可能性を報告した.17年度にSTZラットで検討したが、同様の結果であった。(2).脂肪細胞でのTNFαによるアディポカイン分海変動に対するNアセチルシステイン(NAC)の効果内臓脂肪蓄積に伴い血中アディポサイトカインレベルが変動し、合併症進展へ関わってくる。NACはTNFαによるアディポサイトカインの分泌変動を抑制した。これはNF-KB活性化のレベルでの抑制であることが判明した。(3).新規の摂食誘起物質及びその受容体の出生後発達の検討Galanin-like peptide (GALP)は主に視床下部弓状核に発現し、摂食促進作用を有する。本研究では生後発達過程におけるGALP遺伝子の発現動態を解明するため、生後1から60日齢のラットを用いて検討した。GALP遺伝子の発現は、NPYやPOMCとは発現時期が遅れており、出生後発達過程においてそれらとは異なる調節機序を有することが示唆された。(4).肥満児における生活活動度と合併症との関連性肥満児における生活活動性について歩数計で調べ、各種血液指標との関連性を検討した。1日歩数はインスリン抵抗性と動脈硬化性リボ蛋白の変動に関与していることが判明した。(5).肥満児における酸化ストレス成人では肥満のみで酸化的ストレスが高まることが報告された。小児の肥満において、酸化ストレスの良い指標とされる血中8-epi Prostaglandin F2αおよびprotein carbonyl groupレベルを測定し、肥満児で高値であった。
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